韓国 きょうのニュース(7月30日)

AI要約

大統領室が、大規模な住宅供給の拡大を含めた不動産対策を発表する方針であることが、30日分かった。契約更新請求権制、伝月貰(保証金・家賃)上限制の「賃貸借2法」についても今後廃止を検討する。

環境部は、気候変動に対応するため新たに建設するダムの候補地14か所を発表し、「気候危機が現実化するなかで洪水や干ばつによる被害を減らし、未来の水需要を満たすためには新しい水の器が必要だ」と説明した。

気象庁は27日に全国で梅雨明けしたとみられると発表した。今年の梅雨の降水量は平均472.0ミリで、平年の1.3倍だった。しばらくは猛暑が続く見通しで、全国のほとんどの地域で猛暑注意報・警報が発令されている。

韓国 きょうのニュース(7月30日)

◇大統領室 住宅供給拡大に向け不動産対策発表へ

 大統領室が、大規模な住宅供給の拡大を含めた不動産対策を発表する方針であることが、30日分かった。契約更新請求権制、伝月貰(保証金・家賃)上限制の「賃貸借2法」についても今後廃止を検討する。文在寅(ムン・ジェイン)前政権は入居者保護のためにこのような政策を導入したが、専門家や業界の間では保証金をつり上げ、不動産価格を上昇させる原因になったと指摘されてきた。ただ、立法が必要となるため最大野党「共に民主党」をはじめとする野党の協力なしには国会での可決は難しい見通しだ。

◇ダムの新設候補地14か所を発表 気候変動に備え

 環境部は、気候変動に対応するため新たに建設するダムの候補地14か所を発表し、「気候危機が現実化するなかで洪水や干ばつによる被害を減らし、未来の水需要を満たすためには新しい水の器が必要だ」と説明した。ダムの新設を巡っては、地方自治体も洪水を防ぎ、地域住民に水の供給を増やすために必要だとする立場を示している。一方、関連予算の確保や環境汚染、水没地域の住民への補償など、解決しなければならない難題も山積している。

◇27日に梅雨明け 今後は猛暑・熱帯夜が続く

 気象庁は27日に全国で梅雨明けしたとみられると発表した。今年の梅雨の降水量は平均472.0ミリで、平年(1991~2020年)の1.3倍だった。しばらくは猛暑が続く見通しで、現在、全国のほとんどの地域で猛暑注意報・警報が発令されている。熱帯夜が続く地域が多くなる見込みだ。特に慶尚道地域と東海岸は35度以上の猛暑日となる場所が多くなる見通しだ。

◇55~79歳 7割が「将来も働きたい」

 統計庁が発表した調査結果によると、今年5月時点の55~79歳の高齢層人口は前年同月比50万2000人増えた1598万3000人で、15歳以上の人口の35.1%を占めた。このうち、将来も働くことを望む人は1109万3000人で、高齢層全体の69.4%を占めた。働くことを望む理由は「生活費の足しにするため」(55.0%)と「働く楽しさ」(35.8%)が多くを占めた。

◇韓国が射撃・アーチェリーで金 早くも金5個のパリ五輪目標達成

 パリ五輪第4日は29日(現地時間)、韓国が射撃の女子10メートルエアライフルとアーチェリー男子団体で金メダルを獲得するなどし、メダル数を金5、銀3、銅1に伸ばした。3日連続となる金メダル獲得で、当初の目標だった金メダル5個を早くも達成して勢いに乗っている。