一斉送信のメールに「パンツ何色?」と返信。検察局の職員が解雇される。米サンフランシスコ

AI要約

米サンフランシスコの地方検察局の職員が、検事にパンツの色を尋ねたメールを送り、解雇された事件について

元職員が弁解を試みるも、検事側は職員の行動が職場規律に違反したとして解雇を正当化

元職員は検事や職員に対し、名誉毀損やプライバシー侵害で訴訟を起こす

一斉送信のメールに「パンツ何色?」と返信。検察局の職員が解雇される。米サンフランシスコ

米サンフランシスコの地方検察局の職員が、検事にメールでパンツの色を尋ねたとして、解雇された。元職員は、検察局などを相手取り、名誉毀損などで訴訟を起こしている。

地元紙によると今年1月26日、ブルック・ジェンキンス検事は全職員宛てにメールを送信した。1998年に殺害されたゲイの大学生、マシュー・シェパードを追悼する反差別会議に関する内容だった。

元職員はそのメールに「何色のパンツを履いている?」と返信。ジェンキンス検事宛てだが、一斉返信のため全職員がメールを閲覧できたという。

実際のメール画面はXに流出し、物議をかもした。

元職員はすぐに「友人に宛てた冗談のつもりだった」「間違えて仕事のメールアドレスで送信してしまった」とメールで弁明。「これが本来の私ではないと理解してほしい。本当に申し訳なく思っています。故意ではありません」と謝罪している。

一方、ジェンキンス検事の代理人は「検事とメールを送った個人との間には何の関係もない」と明言し、職員を解雇したと発表した。

「この女性蔑視的な行動は、事務所の行動規範に違反しています。当該職員を解雇しました」

「当検察局は、すべての職員が尊厳と敬意をもって扱われ、ハラスメントや敵対的な関係にさらされない、プロフェッショナルな職場環境を維持することを約束します」

元職員は7月19日、サンフランシスコ市、検察局、ジェンキンス検事、その他の職員に対し民事訴訟を起こした。

検事や職員が、元職員について「虚偽で詐欺的、悪意のある屈辱的な発言」をマスコミにしたとして、名誉毀損やプライバシーの侵害などで訴えている。