ロシア、物価と景気過熱の懸念一蹴 ペスコフ氏「措置講じている」

AI要約

ロシアのペスコフ大統領報道官は、経済の問題に直面する全ての国について言及し、ロシアが適切な対策を講じていることを説明した。

ロシア中央銀行が政策金利を200ベーシスポイント引き上げ、18%に設定したことを報じた。ロシアのインフレ率は中銀目標の4%を大きく上回っている。

ペスコフ氏は、ロシアの経済指標がポジティブである一方、世界中の経済が問題に直面している現状を指摘し、景気の過熱について異なる見解があるが適切な措置が講じられていると述べた。

ロシア、物価と景気過熱の懸念一蹴 ペスコフ氏「措置講じている」

[モスクワ 26日 ロイター] - ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ大統領報道官は26日、インフレと景気の過熱を心配しているかとの質問に、全ての国の経済が何らかの問題に直面していると述べ、ロシアでは必要な対策が講じられていると説明した。

ロシア中央銀行は26日、政策金利を200ベーシスポイント(bp)引き上げ、約2年ぶり高水準となる18%にした。

中銀発表前に取材に応じたペスコフ氏は「経済発展を表す指標自体は、部門レベルでも国内総生産(GDP)全体のレベルでも非常にポジティブだ」と述べた。

一方「現在の問題が表面化する可能性があることは明らかで、世界中のどの経済も逃れることはできない」と述べた。

国内インフレ率は前年比9%超で推移しており、中銀目標の4%を大きく上回っている。

ペスコフ氏は、景気の過熱についてはさまざまな見解があり、必要な措置は講じられていると述べた。