ECBインフレ対応の最後の一歩、依然厳しい=シュナーベル氏

AI要約

欧州中央銀行のシュナーベル専務理事は、インフレとの戦いが依然として難しい状況であり、サービス価格の高止まりが課題であると述べた。

シュナーベル氏は、来年にかけてインフレが目標の2%に収束するとの予想を示しつつ、サービスインフレの問題は特に難しい状況であると警告した。

多くのECB幹部が利下げに前向きな姿勢を見せる中、シュナーベル氏は慎重な立場を保ち、利下げのペースはデータに依存すると述べた。

ECBインフレ対応の最後の一歩、依然厳しい=シュナーベル氏

[26日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は26日、サービス価格の高止まりに代表されるように、インフレとの戦いは依然として厳しい「最後の1マイル」に直面していると述べた。ドイツの日刊紙フランクフルター・アルゲマイネのインタビューに応じた。

シュナーベル氏は「われわれは引き続き、来年にかけてインフレが徐々に目標である2%に収束すると予想している」としながらも、「サービスインフレの高止まりが長引いていることは、インフレとの戦いの『最後の1マイル』が特に難しいことを示している」とした。

多くのECB幹部が追加利下げに前向きな姿勢を示す中、シュナーベル氏は慎重な姿勢を崩さなかった。

シュナーベル氏は、6月利下げ時のECBの予想と「いくつかのデータが完全に一致したわけではない」とし、「自動的に」この利下げが「一連の追加利下げ」に続くわけではないと述べた。また利下げのペースはデータ次第だとした。