マカオ国際空港、2024年上半期の旅客数が91%増の約373万人に…コロナ前の8割まで回復

AI要約

今年上半期のマカオ国際空港の運営状況が発表され、旅客数と離着降回数が前年比で大幅増加していることが報告された。

中国本土路線が最も多く、国際路線も増加傾向にあり、夏休みシーズンにはさらなる増加が期待されている。

マカオ市民や近隣地域の旅客への利便性向上や国際旅客誘致への貢献に取り組んでいることが明らかになった。

マカオ国際空港、2024年上半期の旅客数が91%増の約373万人に…コロナ前の8割まで回復

 マカオ国際空港運営会社にあたるCAMは7月26日、今年上半期(2024年1~6月)の同空港の運営状況に関するレビューを発表。

 今年上半期の同空港の旅客数は前年同時期から91%増の延べ約373万人、離発着回数は72%増の延べ約2万9000回に上り、いずれもコロナ前2019年同時期の約8割まで回復したとのこと。旅客数に占める路線別の割合は、中国本土路線が46%、台湾路線が17%、国際路線が37%。

 今年上半期における単日平均往来旅客数は延べ約2万人、離発着回数は延べ約165回で、目下夏休みシーズンにかけて旅客数、離発着回数とも増加しており、7~8月にかけての旅客数は140万人近くに達するとの見通しという。

 マカオではアフターコロナで昨年(2023年)の年初からインバウンド旅客数の回復が進み、勢いを維持している状況。マカオ国際空港でも復便や新規就航が相次いでいる。同社によれば、今月(7月)に3社(韓国・大韓航空、マレーシア・ファイアフライ航空及びバティック・エア)の新規乗り入れがあり、今後もマカオ市民及び近隣地域の旅客へより多くの渡航先の選択肢を提供するとともに、マカオ政府が目標として掲げる国際旅客誘致への寄与に取り組んでいくとした。