100年ぶりパリ五輪、鉄道放火騒ぎの中でファンファーレ

AI要約

2024パリオリンピックが開幕し、開会式ではセーヌ川一帯で行われた。しかし、開会式当日にフランス高速鉄道網が放火攻撃を受け、安全上の懸念が現実化した。

フランス国有鉄道は大規模な攻撃が発生し、一部の路線で火災・損傷が発生したが、人命被害はなかった。警察や軍兵力も投入され、警備が強化されている。

開会式では選手団が船に乗ってセーヌ川を行進し、約30万人が両岸に集まって式典を共に楽しんだ。

地球村最大のスポーツ祭典、2024パリオリンピック(五輪)が開幕した。1924年以来100年ぶりにパリで開催される大会は五輪史上初めてスタジアムではなくセーヌ川一帯で開会式を開いた。しかし開会式当日の26日未明(現地時間)、フランス高速鉄道網が放火攻撃に露出し、懸念されていたテロと安全上の問題などが現実に表れた。

フランス国有鉄道(SNCF)は声明で「夜中に高速鉄道網をまひさせる大規模な攻撃が発生した。攻撃の余波で大西洋、北部、東部路線に火災が発生して施設が損傷し、一部の交通システムが中断した」と明らかにした。幸い、人命被害はないと伝えられた。

フランス当局は安全のために警察と軍兵力を大挙投入した。警察4万5000人、軍人1万人、民間警護員2万2000人を配置した。爆発物を感知する装備と警備犬も見られた。

開会式は26日午後7時30分(日本時間27日午前2時30分)に始まった。各国の選手団およそ6000人が船85隻に乗ってセーヌ川を行進した。約30万人がセーヌ川の両岸に集まって開会式に共にした。