敦賀原発2号機、新規制基準に適合せず 規制委の審査会合で判断

AI要約

原子力規制委員会は敦賀原発2号機の建屋直下にある断層が基準に適合していないと判断し、報告することを決定した。

新規制基準下で初の不適合となり、原発の再稼働を目指す日本原電にとって厳しい結論となった。

審査会合は、活断層の存在や連続性を否定できないと結論づけた。

敦賀原発2号機、新規制基準に適合せず 規制委の審査会合で判断

Kuniko Mutoh

[東京 26日 ロイター] - 原子力規制委員会は26日、日本原子力発電の敦賀原発2号機(福井県敦賀市)の建屋直下にある断層について審査会合を開き、設置許可基準規則に適合していないと判断した。

近く規制委に報告する。2011年の東日本大震災後に設定された新規制基準の下で初の不適合となる。新規制基準では、原子炉建屋の真下に活断層がある場合は原発を運転することができない。

日本原電は敦賀2号機の再稼働を目指してきたが、審査会合はこの日、原発建屋の近くにある断層の活動性、同断層と建屋直下にある断層の連続性いずれも否定できないとの結論を下した。