志賀原発、変圧器復旧に2年超か 能登半島地震で故障、北陸電力
AI要約
能登半島地震の影響で故障した志賀原発2号機の変圧器は、全て取り換える必要があり、本格復旧に2年以上かかる見通し。
北陸電力は2025年度上半期までに非常用電源確保のための対策工事を完了する予定。残りの3回線を使って受電できるため、使用済み核燃料プールの冷却には支障なし。
新たな変圧器の製造には約2年、代替受電設備の工事には約1年かかる見込み。
北陸電力は24日、能登半島地震の影響で故障した志賀原発2号機（石川県志賀町、停止中）の変圧器について、機器一式を取り換える必要があるとして、本格復旧に2年以上かかるとの見通しを明らかにした。非常用電源確保のための対策工事は、2025年度上半期までに完了するとした。
地震で2号機の変圧器が被害を受け、計5回線ある外部電源のうち2回線が使えなくなっている。北陸電は「残りの3回線を使って受電でき、使用済み核燃料プールの冷却などに支障はない」と説明している。
北陸電によると、新たな変圧器の製造に2年程度を要する。代替となる受電設備も工事に約1年かかると見込んでいる。
