パリオリンピックのメダル、データ会社「日本は47個」と予想 柔道やスケボーなど有力

AI要約

フランス・パリで史上3度目の夏季オリンピックが始まり、日本人選手も期待されている。

イギリスのブックメーカーによる賭け文化の歴史やメダル獲得予想、各競技の金メダル予想が行われている。

日本代表チームのサッカーU-23は初戦で大勝利を収め、予選リーグ突破を目指している。

パリオリンピックのメダル、データ会社「日本は47個」と予想 柔道やスケボーなど有力

フランス・パリで史上3度目となる夏季オリンピックが始まった。世界遺産のセーヌ河岸での開幕式は7月26日だが、2日前の24日から男子サッカーと7人制ラグビーで競技が開始。8月11日までの3週間余りの大会期間中、32競技329種目が行われる。どんな勝負事でも賭けの対象にするイギリスのブックメーカーは今回も各競技のメダル予想を展開しているが、中には、オッズ1.2倍を切る断トツの優勝候補に挙げられている日本人選手もいる。ブックメーカーのオッズをもとに日本人選手団のメダル獲得数を予想してみた。(ジャーナリスト・佐々木正明)

イギリスのブックメーカーは18世紀末に競馬場で始まったのが発祥とされ、以来、競馬だけでなくスポーツの試合をギャンブルの対象とする賭け文化が広まり、1961年にはイギリス政府公認となった。

イギリス内だけでも一時期1万5千ものブックメーカーが乱立していたが、吸収合併などが進み、現在は2500以下にまで減少したとも言われている。

賭けの対象となるのは、スポーツから政治まで多種多様。2024年秋のアメリカ大統領選挙も賭けの対象となり、共和党候補のドナルド・トランプ元大統領は1.561倍と他候補の2.520倍を上回っている。オッズだけを見ると、トランプ氏が有利な予想が出ている。

パリ大会でもさっそく各競技の金メダルオッズがずらりと並んでいる。

アメリカの大手データ会社グレースノートは最終メダル予想を公開しているが、日本は金13、銀13、銅21の計47個が予想されている。

ブックメーカー大手のウィリアム・ヒル(以下ウィリアム)も日本選手団のメダル予想をしており、金メダル13個以上のオッズが1.67倍で、12個以下の2.1倍を上回っている。グレースノートの予想は2021年東京大会の金メダル獲得数(27個)を下回っているが、少なくとも英ブックメーカーの予想はグレースノートの予想を上回る掛け率を算出している。

日本選手団の中でまず登場するのが、サッカー男子だ。大岩剛監督のもとに集まったU-23日本代表チームはグループDに組み込まれた。24日夜に初戦パラグアイ戦を迎え、見事、5-0で大勝利を収めた。その後、マリ、イスラエルと戦い、予選リーグ突破を狙う。