米ベーカー・ヒューズ、第2四半期利益が予想上回る 海外事業好調

AI要約

米油田サービス大手ベーカー・ヒューズが第2・四半期決算を発表し、市場予想を上回る利益を達成した。海外市場における石油・ガス掘削関連サービスや機器の好調が要因となった。

原油価格の上昇や需給の見通し、米利下げへの期待により、北海ブレント原油先物の平均価格が高まった。海外の掘削リグ稼働数も増加し、海外部門の総売上高は増加した一方、北米部門は軟調な天然ガス価格や需要減退の影響で売上が減少した。

四半期配当は増配され、総じてベーカー・ヒューズは好調な業績を示した。

[25日 ロイター] - 米油田サービス大手ベーカー・ヒューズが25日発表した第2・四半期決算は利益が市場予想を上回った。海外市場で石油・ガス掘削関連サービスや機器が好調だった。

1株当たり調整利益は0.57ドルと、LSEGがまとめた市場予想の0.49ドルを上回った。

北海ブレント原油先物は同期の平均価格が上昇。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」による減産延長や、需要拡大と米利下げへの期待が相場高につながった。

海外の掘削リグ稼働数は平均で963基と、前年同期比で小幅に増加した。

海外部門の総売上高は5.4%増の29億9000万ドル。

北米部門の総売上高は1.8%減少し、10億2000万ドルとなった。天然ガス価格が在庫の高止まりにより軟調に推移したほか、需要減退も見込まれたことから米国の事業者が活動を抑制した。

四半期配当は5%増の0.21ドルと増配した。