「地球はより暑く 危険な場所に」国連事務総長 各国に被害を減らす対策を訴える
世界各地で危険な暑さが相次いでいることを受け、国連のグテーレス事務総長が猛暑による被害を減らすための対策を取るよう訴えました。
世界の平均気温が観測史上最も高くなり、暑さによる死者は年間約50万人と推定されていることから、労働者に対する暑さ対策や化石燃料の削減を加速させるよう要望が出されています。
グテーレス事務総長は、化石燃料の使用によって引き起こされた気候変動についても言及し、各国に対策を求めています。
世界各地で危険な暑さが相次いでいることを受け、国連のグテーレス事務総長が猛暑による被害を減らすための対策を取るよう訴えました。
国連グテーレス事務総長
「地球はより暑く、誰にとっても危険な場所になっている」
この夏、世界各地で50℃を超える気温が観測されていて、22日には世界の平均気温が観測史上最も高くなりました。
暑さによる死者は年間約50万人と推定され、世界の労働人口の7割にあたる約24億人が危険な暑さの中で働いているということです。
グテーレス事務総長は「化石燃料の使用によって人間が引き起こした気候変動だ」と述べたうえで、労働者に対する暑さ対策や化石燃料の削減を加速させることなどを各国に訴えました。