京都・祇園祭 1100年の歴史にも“暑さで変化” 参加者の水分補給を考慮

AI要約

祇園祭の山鉾巡行が厳しい暑さの中で行われ、観光客や参加者が熱中症に患者の搬送が相次ぐ中、祭りの進化が見られる。

1100年以上の歴史を持つ祇園祭では、給水所の設置や参加者の待機時間の短縮など、暑さ対策が改善されている。

しかし、暑さや気候の変化など現代社会の影響も受けつつある。祭りの伝統と現代の課題との調和が求められている。

京都・祇園祭 1100年の歴史にも“暑さで変化” 参加者の水分補給を考慮

 24日、最大の見せ場を迎えた京都の祇園祭。1100年以上の歴史を誇る祭りも、厳しい暑さの影響で変化が起きていた。

 日本三大祭りの一つ、祇園祭は24日、11基の山鉾(やまほこ)が練り歩く後祭の山鉾巡行が行われた。

 見どころは、交差点で90度方向転換させる「辻回し」。10トンを超える山鉾が掛け声とともに、勢いよく向きを変える。

観光客

「観覧席で見て、色々追い掛けて、そこで辻回しを見て」

「テレビでしか見たことがなかったけど、初めて見ていいですね」

 そんななか、祭りどころではない事態が起きていた。真夏の暑さのなか、熱中症とみられる患者の搬送が相次いだ。

 さらに、暑さの影響で大気の状態が不安定となり、ゲリラ雷雨が発生した。

 こうした状況に、1100年以上の歴史を誇る祇園祭も変わりつつある。

 去年まで祭りの参加者は給水所以外での水分補給ができなかったが、今年からペットボトルの携帯が可能になった。さらに、給水所の数も増やされた。

参加者

「助かります。生き返るんで助かります」

 また、去年までは自分の山鉾が出発するまで炎天下で1時間ほど待たなければならなかったが、今年は巡行に合わせて集合するよう変えられた。

今年で47回目の参加者

「時代時代に応じた対応をしないことには。改善するところは改善してもらって」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年7月25日放送分より)