シリア大統領が予告なし訪ロ プーチン氏と中東情勢協議

AI要約

シリアのアサド大統領が予告なしにモスクワを訪問し、プーチン大統領と会談。

ロシアはシリア内戦に介入し、アサド政権を支援している。

プーチン氏はアサド氏との会談でシリア支援を確認し、シリア・トルコ首脳会談の実現可能性を模索。

シリア大統領が予告なし訪ロ プーチン氏と中東情勢協議

 シリアのアサド大統領は24日、予告なしにロシアの首都モスクワを訪問し、プーチン大統領と会談した。

 ロシア大統領府が25日、発表した。アサド氏の訪ロは2023年3月以来。アサド氏は当時、ロシアによるウクライナ侵攻を支持するとプーチン氏に伝え、堅固な協力関係を確認した。

 ロシアは15年にシリア内戦に介入し、アサド政権を支援した同盟国。プーチン氏は今回の会談で、変わらぬシリア支援の方針をアサド氏との間で確認したとみられる。アサド氏は会談の冒頭、「両国では数十年間、信頼関係が維持されている」と評価した。

 一方、シリア内戦で反体制派を支援してきたトルコのエルドアン大統領は、アサド氏への接近を試みているとされる。プーチン氏は、ロシアの仲介によるシリア・トルコ首脳会談の実現の可能性も探ったもようだ。