ウクライナ外相の戦闘終結交渉発言、ロシアと立場一致=クレムリン

AI要約

ウクライナとロシアの戦闘終結に向けた交渉に関する発言と懸念が両国でなされた。

クレバ外相はロシアが誠意を示せば交渉に応じる姿勢を見せたが、ロシア側の兆候が見えないと述べた。

ロシア大統領府は交渉を拒否していないと主張し、プーチン大統領がウクライナに対する提案を再確認した経緯が説明された。

ウクライナ外相の戦闘終結交渉発言、ロシアと立場一致=クレムリン

[モスクワ 24日 ロイター] - ロシア大統領府(クレムリン)は24日、ウクライナ側のロシアとの戦闘終結に向けた交渉を巡る発言は、ロシアの立場と一致しているように見えるとの認識を示した。同時に、詳細な情報が必要だとも言及した。

ウクライナのクレバ外相は、ロシアが誠意を持って交渉に入るのであれば、ウクライナはロシアと協議する用意があると発言。ただ、ロシアにそうした兆候は見えていないとも言及した。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は、クレバ氏の発言に関して記者団に対し「ロシア側が交渉を拒否したことはない」との立場を強調した。

ロシアのプーチン大統領は6月、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)への加盟を断念し、ロシアが領有権を主張する4州を引き渡せばウクライナでの戦闘を終わらせると発言。ウクライナ側は、これは降伏に等しい内容だとして拒否した経緯がある。