NY円急伸、153円台後半 日銀利上げ観測で2カ月ぶり高値

AI要約

ニューヨーク外国為替市場では、日銀による利上げ観測を背景に円相場が急伸し、1ドル=153円台後半に達した。

円は対ユーロでも急上昇し、一時1ユーロ=166円96銭付近となった。

市場では日銀の利上げの可能性や日米金利差縮小への思惑から円買い・ドル売りが進行し、ドル売りを促す米長期金利の低下も影響している。

 【ニューヨーク時事】24日午前のニューヨーク外国為替市場では、日銀による利上げ観測を背景に円買い・ドル売りが進み、円相場は1ドル=153円台後半に急伸した。

 これは約2カ月ぶりの高値水準。午前9時現在は153円75~85銭と、前日午後5時比1円76銭の大幅な円高・ドル安。

 円は対ユーロでも上昇し、一時1ユーロ=166円96銭付近と、約2カ月半ぶりの高値を付けた。同時刻現在は167円00~10銭と、1円82銭の大幅な円高・ユーロ安。

 市場では、日銀が月末の金融政策決定会合で利上げを決める可能性があるとの見方が強まっており、日米金利差縮小への思惑から、円買い・ドル売りが進行している。米長期金利の低下もドル売りを促しているもようだ。