英国王、ウィンザー城に太陽光パネル設置 公用車も電動化計画

AI要約

英国のチャールズ国王がウィンザー城に太陽光パネルを設置し、王室公用車をバイオ燃料で走行させる計画を進めている。

チャールズ国王は環境保護に取り組む姿勢を示しており、王室の車両を電気自動車にする取り組みも行われている。

太陽光パネル設置やバイオ燃料車への改造は、王室の環境負荷を軽減する取り組みの一環として行われている。

英国王、ウィンザー城に太陽光パネル設置 公用車も電動化計画

Andrew MacAskill

[ロンドン 24日 ロイター] - 英国のチャールズ国王がウィンザー城に太陽光パネルを設置したと王室関係者が明らかにした。また、1年以内に王室公用車のベントレーをバイオ燃料で走行できるようにする計画だという。

太陽光パネルが設置されたのは、ウィンザー城の「ロード・チェンバーレンズ・アッパー・ストア」と呼ばれる一角。今後さらにパネルを増やす予定という。

バイオ燃料車への改造は、最終的に王室の全車両を電気自動車(EV)にするまでの暫定措置となる。

チャールズ国王は長年環境保護について発言しており、2020年には地球温暖化と気候変動は人類が直面した最大の脅威と述べている。

太陽光パネル設置は、24日公表された納税者の資金による国王の支出と収入に関する年次報告で明らかにされた。それによると、23/24年度の公式支出は8910万ポンド(1億1500万ドル)で、8630万ポンドの割り当て分を上回った。このため準備金の取り崩しを余儀なくされたが、昨年額は下回ったという。

総支出は、不動産維持費が減少したことなどから前年比で17%減少した。