冷房向け電力需要増加で石炭利用継続へ、IEA見通し

AI要約

国際エネルギー機関(IEA)は、今年の世界電力需要が約20年ぶりの速いペースで増加する見通しで、再生可能エネルギーの増加も石炭火力の利用継続につながると報告。

24年の世界電力消費は約4%増と予想され、インドや中国が需要の伸びをけん引。一方、欧州連合は増加する見通しで、米国は減少から回復するとの予測。

気温上昇に伴うエアコン需要の増加が主な要因で、25年にも同様の増加ペースが続く見込み。

冷房向け電力需要増加で石炭利用継続へ、IEA見通し

Forrest Crellin

[パリ 19日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は19日付のリポートで、今年の世界電力需要は、気温上昇に伴うエアコンの需要増加を背景に、約20年ぶりの速いペースで拡大するとの見通しを示した。その上で、この傾向は2025年も続くと予想。再生可能エネルギーによる発電が増えても、石炭火力の利用継続につながると見込んだ。

24年の世界電力消費は約4%増、25年も同様のペースで増加し、23年の需要の伸び(2.5%)を上回るとみられる。

国別では、インドが需要の伸びをけん引し、24年は約8%増。中国は経済再建が続く中、6%増が見込まれている。

欧州連合(EU)は、過去2年で減少が続いてたが、1.7%増の見通し。ただ、増加ペースの先行きは不透明だ。米国は3%増と、温暖な天候で減少した23年から回復すると予想されている。