「トランプ氏なら終戦可能」 ジョンソン元英首相が寄稿

AI要約

ジョンソン元英首相がトランプ前米大統領によるウクライナでの戦争終結の可能性を指摘。

ジョンソン氏が和平交渉でプーチン大統領に2022年2月の侵攻前の地点まで軍を撤退させるよう主張。

ゼレンスキー大統領は22年にロシアに併合された地域の領土割譲案を否定。

 【ロンドン共同】ジョンソン元英首相はデーリー・メール紙に寄稿したコラムで、トランプ前米大統領には「ウクライナでの戦争を終わらせる力がある」との見解を示した。その上で、終戦に向けた和平交渉で、ロシアのプーチン大統領は最低でも2022年2月の侵攻前の地点まで軍を撤退させなければならないとの持論を述べた。同紙が19日報じた。

 ジョンソン氏は首相当時に欧米のウクライナ支援を主導し、ウクライナのゼレンスキー大統領の信頼も厚い。ただゼレンスキー氏は、22年には既にロシアに併合されていた南部クリミア半島などの領土を割譲して終戦する案を否定している。