金正恩氏、ロシア国防次官と会談 「軍事分野協力の重要性を共有」

AI要約

北朝鮮の金正恩総書記とロシアのクリボルチコ国防次官が平壌で会談し、両国間の軍事分野協力の重要性を共有した。

金正恩氏はプーチン大統領との首脳会談を評価し、朝ロ関係の強化を強調。また、ロシアのウクライナ侵攻に支持と連帯を表明した。

金正恩氏とプーチン大統領は包括的戦略パートナーシップ条約に署名し、条約に基づいたロ朝の協力についても議論した可能性がある。

金正恩氏、ロシア国防次官と会談 「軍事分野協力の重要性を共有」

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記は18日、訪朝したロシアのクリボルチコ国防次官と平壌で会談した。朝鮮中央通信が19日、報じた。会談では「相互の安全・利益を守るための両国間の軍事分野協力の重要性と必要性」について認識を共有したとしている。

 同通信によると、金氏はロシアのプーチン大統領との6月の首脳会談を評価し、「両国の軍隊がより固く団結して新時代の朝ロ関係を力強く導く」と強調。ロシアのウクライナ侵攻に改めて支持と連帯を表明した。

 金氏とプーチン大統領は6月、有事の際の軍事的な支援を盛り込んだ「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名している。会談で条約に基づいたロ朝の協力について議論した可能性もある。(ソウル=太田成美)