ロシアの輸入減、制裁による決済や物流の停滞に起因=中銀

AI要約

ロシアの輸入が第2・四半期に8%減少した理由は、西側諸国の対ロシア制裁による国際決済と物流の困難化だった。

西側当局からの圧力によりロシアとの取引が慎重になり、国際決済が大幅に遅れている。

ロシアは輸入品を国産品で代替する取り組みを進め、輸入の減少につながった。

ロシアの輸入減、制裁による決済や物流の停滞に起因=中銀

[モスクワ 18日 ロイター] - ロシア中央銀行は18日公表した四半期報告書で、同国の輸入が今年第2・四半期に8%減少した理由について、西側諸国の対ロシア制裁に伴い国際決済と物流が困難になったためだと説明した。

ロシアの主要貿易相手国の銀行は西側当局からの圧力を受けてロシアとの取引に慎重になり、国際決済が大幅に遅れている。

中銀は、輸入品を国産品で代替する取り組みも輸入の減少に結び付いたと指摘した。第1・四半期の輸入は10%の減少だった。

輸入品の支払いに占めるルーブル決済の比率は5月に41.8%と、前月の41.1%からに上昇して過去最高となった。