フォンデアライエン委員長の続投決定=欧州議会

AI要約

欧州議会は現職フォンデアライエン氏の2期目続投を実施し、再選を果たした。任期は5年。

フォンデアライエン氏はウクライナ支援と欧州防衛連合の創設、気候変動対策の維持などを訴えた。

欧州議会の無記名投票でフォンデアライエン氏は賛成401票、反対284票を獲得した。

フォンデアライエン委員長の続投決定=欧州議会

Kate Abnett Marta Fiorin

[ストラスブール 18日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州議会は18日、EU首脳会議が次期欧州委員長に指名した現職フォンデアライエン氏の2期目続投を巡る採決を実施し、フォンデアライエン氏は過半数を大幅に上回る賛成票を獲得して再選を果たした。任期は5年。

欧州議会(720名)の無記名投票で賛成が401票、反対は284票だった。

フォンデアライエン氏は投票に先立ち「次の5年間で今後50年間の世界における欧州の位置付けが決まる。われわれが自らの未来を形作るのか、それとも周りによって作られるのかが決まる」と述べ、支持を訴えた。

ウクライナがロシアの侵攻と戦う限りウクライナへの支援を継続すると表明。欧州の自由が危機にひんしており、防衛にさらなる投資をしなければならないと強調した。ドイツの元国防相であるフォンデアライエン氏は「真の欧州防衛連合」を創設し、航空防衛とサイバー防衛に関する主要プロジェクトを推進する方針も示している。

気候変動対策「欧州グリーンディール」の目標を堅持するとした上で、欧州の産業が温室効果ガスの排出量削減に投資しつつ競争力を維持できるように新たな支援策を講じることも約束した。