ロシア外相、米バンス議員に期待 ウクライナ追加支援反対で

AI要約

ロシア外相は、米共和党のバンス上院議員に期待感を示し、ウクライナへの支援終了を求める姿勢を明らかにした。

ウクライナ提唱の和平案を協議するサミットへの否定的姿勢を示し、自らの主張を強調した。

併合を受け入れることをウクライナに求めながら、紛争解決に向もなっていることを強調した。

 【ニューヨーク共同】ロシアのラブロフ外相は17日、ニューヨークの国連本部で記者会見し、米共和党の副大統領候補となったバンス上院議員に期待感を示した。これまでバンス氏はウクライナへの追加支援に反対しており、ラブロフ氏は「支援終了はわれわれが求めていることで、そうすれば戦争は終わる」と述べた。

 ラブロフ氏は、ウクライナ提唱の和平案を協議する「世界平和サミット」の第2回会合への参加に否定的な考えを示した。ロシアが併合を宣言したウクライナ東部・南部4州の「住民を見捨てることはできない」と主張。ウクライナが併合を受け入れることが紛争解決の条件の一つだとした。