ブラジル前大統領、トランプ氏銃撃事件を自身の刺傷事件と比較

AI要約

ブラジルのジャイル・ボルソナロ前大統領が、トランプ前大統領の暗殺未遂事件について言及し、自らの事件との類似性を語った。

ボルソナロ氏は手術を受けながらも事件を乗り越え、トランプ氏もギリギリのところで救われたと述べた。

ボルソナロ氏の息子も両事件の類似点を指摘し、右派が暴力的と非難されることに言及した。

ブラジル前大統領、トランプ氏銃撃事件を自身の刺傷事件と比較

【AFP=時事】ブラジルのジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領は14日、米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領の暗殺未遂事件について語り、2018年の大統領選の選挙活動中に刺された自らの事件と同様に、ぎりぎりのところで死を免れたと述べた。

「熱帯のトランプ」と呼ばれる極右のボルソナロ氏は、政権の座に就いた6年前の大統領選の期間中、ブラジル南東部で行われた集会で腹部を刺された。同氏はその後、何度も手術を受けている。

 トランプ氏は13日、選挙集会中に銃撃され、銃弾が右耳の上方を貫通した。

 ボルソナロ氏はトランプ氏の事件を受けて、X(旧ツイッター)に動画を投稿。

「私が思うに、彼は救われた。私と同じように」と述べ、「医師たちは、2018年に私が生き延びたのは、けがの深刻さから言って奇跡だったと述べている。彼(トランプ氏)も、たった数センチの差で救われた。これは天の思し召しだと私は思う」と語り、空を見上げた。

 ボルソナロ氏の長男フラビオ・ボルソナロ(Flavio Bolsonaro)上院議員もトランプ氏と父親の事件の類似点を指摘。「彼らはトランプを殺そうとし、ボルソナロを殺そうとしたが、暴力的だと(いつも)非難されるのは右派だ」とXに投稿した。【翻訳編集】 AFPBB News