ロシアが米政権非難、トランプ氏銃撃の「雰囲気作った」

AI要約

ロシア大統領府は、トランプ前米大統領の暗殺未遂事件について、米政権に責任がないとしつつも、攻撃を引き起こす雰囲気を非難した。

トランプ氏が集会で銃撃を受けた事件について、現在捜査が進行中であることを明らかにした。

ロシアは政治闘争における暴力を非難し、一部の米共和党議員らがトランプ氏を排除しようとした行為についても批判した。

ロシアが米政権非難、トランプ氏銃撃の「雰囲気作った」

Alexander Marrow

[14日 ロイター] - ロシア大統領府は14日、前日に起きたトランプ前米大統領の暗殺未遂事件について、米政権に責任があるとは考えていないとした上で、攻撃を引き起こす雰囲気を作ったと非難した。

トランプ氏は米ペンシルベニア州で開かれた集会で右耳に銃撃を受けた。現在、暗殺未遂事件として捜査が行われている。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は「トランプ氏を暗殺しようとする企てが現当局によって組織されたとは考えていない」と記者団に述べた。

その上で「米国が現在局面している状況はトランプ候補を取り巻く雰囲気が引き起こした」と指摘した。

ロシアは政治闘争の過程におけるいかなる暴力も非難すると述べた。

ペスコフ氏はバイデン大統領に攻撃の責任があると直ちに非難した一部の米共和党議員らに同調し、法的手段などを例に挙げ「トランプ候補を政治の舞台から排除しようとする数々の試みで、彼の命が危険にさらされていたことは外部の観察者にとっても明らかだった」と述べた。