トランプ氏銃撃の現場周辺、数百mにわたり封鎖 警備物々しく

AI要約

トランプ前米大統領が銃撃された事件で、ペンシルベニア州で開催された選挙集会の現場は警察によって封鎖されており、物議を醸していた。

事件では1人が死亡し、2人が重傷を負った。容疑者として20歳の男性が急速に追われている。

現場にいた住民はトランプ氏を支持していなくても、事件を民主主義への脅威として重く受け止め、怒りを示していた。

トランプ氏銃撃の現場周辺、数百mにわたり封鎖 警備物々しく

 トランプ前米大統領が銃撃された事件で、記者が13日夜、選挙集会が開かれていた東部ペンシルベニア州バトラーの現場に向かうと、会場につながる複数の道路はいずれも数百メートル手前で封鎖されていた。

 時折、警察車両が出入りし、物々しい雰囲気だった。警備をしていた警察関係者は「捜査が続いているので入れない」と話した。

 銃撃事件があった選挙集会の会場は、捜査のため大型の照明装置で照らされ、集まった報道陣が現場からテレビ中継をしていた。近くの町に住む医療関係者のマット・キーナーさん(48)は「トランプ氏を支持していないが、事件は民主主義への挑戦であり、断じて許せない」と憤った。

 事件では集会参加者1人が死亡、2人が重傷を負った。捜査当局は同州在住の男性(20)が容疑者とみて、身元の特定などを急いでいる。【バトラー松井聡】