ISS滞在中のNASA宇宙飛行士、地球への帰還が大幅に延期…ボーイング「スターライナー」の不具合で(海外)

AI要約

2人のNASAの宇宙飛行士が宇宙ステーションに取り残されているが、明るく楽観的で帰還を信じている

帰還が延期されても元気で、安全に帰還できると確信している

ISSでの滞在を満喫し、宇宙空間を楽しんでいる様子がうかがえる

ISS滞在中のNASA宇宙飛行士、地球への帰還が大幅に延期…ボーイング「スターライナー」の不具合で(海外)

国際宇宙ステーションに取り残された2人のNASAの宇宙飛行士は、まだ帰還の日程が決まっていないにもかかわらず、明るい表情を保っている。

「宇宙船が我々を家に連れて帰ってくれると心から信じている」とスニ・ウィリアムズは述べた。

「宇宙空間を漂うのは気持ちがいい」と彼女は付け加えた。

ボーイング(Boeing)のスターライナーによる地球への帰還が何度も延期されているにもかかわらず、宇宙で足止めを食らっている2人の宇宙飛行士は明るく楽観的だ。

アメリカ航空宇宙局(NASA)の2人の宇宙飛行士、スニ・ウィリアムズ(Suni Williams)とブッチ・ウィルモア(Butch Wilmore)は、スターライナーの打ち上げが1カ月延期されるなどの遅れを経て、6月6日にスターライナーで国際宇宙ステーション(ISS)に到着した。

当初の滞在予定は8日から10日だったが、2人はすでに1カ月以上宇宙ステーションに足止めされており、帰還予定日は未定だ。

しかし、彼らは依然として元気で、7月10日の記者会見で記者団に対し、無事に帰還できると確信していると述べた。

CBSの記者が2人の宇宙飛行士に、スターライナーで安全に帰還できると思っているかどうかを尋ねたところ、ウィルモアは「我々は強く確信している」と答えた。

「我々は多くの訓練をしてきた」とウィリアムズは、AP通信の同様の質問に対して答えた。

「宇宙船が我々を家に連れて帰ってくれると、心から強く信じている」

宇宙飛行士の帰還は船内の問題を確認し、6月24日と7月2日の2回の船外活動の時間を確保するために延期すると、6月21日に発表された。

この遅延は、スターライナーに5カ所のヘリウム漏れが発見された後に生じた。ヘリウムは、宇宙船の反応制御システムのスラスターの噴射に使われる。

しかし、彼らが直面しているような問題は予想されたものだとウィルモアは述べ、有人宇宙飛行を「厳しいビジネス」と表現した。

「これまでに設計されたすべての宇宙船には、複数の問題があった」と彼は付け加えた。

「繰り返すが、これは飛行試験だ。我々は何か(問題)を発見できると期待していた。そして、実際に発見して、コントロールチームと協力して修正や変更、更新を行っている」とウィリアムズは述べた。

ウィリアムズは、船内にいる時間が長くなったことについて不満はないと述べた。2人とも以前にISSに滞在した経験があるため、まるで「家に帰ってきた」ような気分だったという。

「我々はISSで素晴らしい時間を過ごしている」とウィリアムズは述べた。