「依然隔たりも、前進」 ガザ停戦交渉巡り 米大統領

AI要約

バイデン米大統領は、イスラエルとハマスの停戦交渉が前進していることを示唆し、交渉妥結に期待を示した。

ガザ停戦交渉に関して、米国とイスラエルがカタールやエジプトと協議を重ねており、一定の枠組みに合意していると述べた。

一方、バイデン氏は中国がロシアの防衛産業を支援続ければ、欧州諸国が対中投資を縮小する可能性を示唆した。

 【ワシントン時事】バイデン米大統領は11日の記者会見で、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの停戦交渉について、「依然隔たりはあるが、前進している」と述べ、交渉妥結に期待を示した。

 

 ガザ停戦交渉を巡っては、米国とイスラエルがハマスとの仲介役を務めるカタール、エジプトと協議。バイデン氏はイスラエルとハマスから停戦案の「枠組み」に関する合意は取り付けたと説明し、「流れは前向きだ」と強調した。

 一方、ウクライナ侵攻を続けるロシアの防衛産業を支援する中国に関しては、支援を継続した場合、「われわれの複数の欧州の友人が対中投資を縮小するだろう」と述べ、一部の欧州諸国が対中投資制限に踏み切る可能性を示唆した。