イスラエル、2日連続でガザに激しい攻撃 少なくとも18人死亡

AI要約

イスラエル軍がガザ市への激しい攻撃を2日連続で行い、パレスチナ人少なくとも18人が死亡。

イスラエル軍はガザ市内に侵攻し、住民に避難命令を出す状況が続いている。

停戦交渉を脅かす攻撃やハマスとイスラム聖戦による反撃が続く中、死者や被害が拡大している。

イスラエル、2日連続でガザに激しい攻撃 少なくとも18人死亡

Nidal al-Mughrabi

[カイロ 9日 ロイター] - イスラエル軍は9日、2日連続でパレスチナ自治区ガザへの激しい攻撃を行い、パレスチナ人少なくとも18人が死亡した。

現地住民によると、前日、開戦以来最大級の攻撃が行われた北部ガザ市のサブラ、テルアルハワ地区などではイスラエル軍の戦車が9日も侵攻を続けた。

イスラエルは住民に避難命令を出しており、ガザ市内の住民数千人が地中海沿岸や南部への避難を余儀なくされている。

イスラム組織ハマスの指導者ハニヤ氏は、イスラエル軍による8日の激しい攻撃を受け、重要な局面にある停戦交渉を脅かすものだと非難した。

ハマスとガザの過激派「イスラム聖戦」は、テルアルハワ地区で対戦車ロケット弾と迫撃砲でイスラエル軍を攻撃し、犠牲者を出したと表明。

イスラエル軍は声明で、ハマスとイスラム聖戦のメンバーがガザ市にいるとの情報を得て市内で作戦を継続していると述べた。

パレスチナ保健当局によると、イスラエル軍の空爆により、ガザ市内の住宅にいた6人が死亡。ガザ中部の2地区でも住宅2軒が攻撃を受け9人が死亡した。医療関係者によると、ガザ最南端のラファでも空爆でパレスチナ人3人が死亡した。