岸田首相、フィンランド大統領と会談 ロシア対応で協力を確認

AI要約

岸田文雄首相は11日(日本時間12日)、米ワシントンでフィンランドのストゥブ大統領と会談し、ロシアによるウクライナ侵攻への対応や国際秩序の強化に向け協力を呼びかけた。

フィンランドはNATO加盟を決定し、日本との協力機会が拡大。両首脳は科学技術分野の連携強化も確認。

ストゥブ氏は日本との安全保障や経済面での協力に意欲を示し、両国は戦略的パートナーであることを確認。

岸田首相、フィンランド大統領と会談 ロシア対応で協力を確認

 岸田文雄首相は11日(日本時間12日)、訪問先の米ワシントンで、フィンランドのストゥブ大統領と約30分間会談した。首相はロシアによるウクライナ侵攻への対応や、法の支配に基づく国際秩序の維持・強化に向けて協力していきたいと呼びかけた。

 ロシアと国境を接するフィンランドは、ウクライナ侵攻を受け、北大西洋条約機構(NATO)への加盟を決めた。首相は「両国は価値や原則を共有する戦略的パートナーであり、NATO加盟により協力の機会が拡大した」と指摘。ストゥブ氏は「安全保障や経済などあらゆる分野で日本と協力したい」と応じた。

 両首脳は次世代通信規格「6G」やスーパーコンピューターなど科学技術分野の連携強化も確認した。【ワシントン中村紬葵】