米軍 ガザに支援物資搬入用の仮設桟橋を永久撤去へ 悪天候・高波で度重なる損傷 約365億円で建設も稼働は20日間

AI要約

アメリカ軍が設置した仮設の桟橋が、永久に撤去される見通しとなりました。高波や悪天候の影響で損傷し、修理後に再度設置できない状況となっている。

ニューヨーク・タイムズは、アメリカ軍が桟橋を永久に撤去する方針を固めたことを報道。サリバン大統領補佐官も撤去が比較的短期間で行われるとコメント。

アメリカ軍が2億3000万ドルをかけて建設した桟橋は、実際に使用されたのは20日ほどであった。

パレスチナ自治区ガザに海から人道支援物資を運び入れるためアメリカ軍が設置した仮設の桟橋が、永久に撤去される見通しとなりました。

アメリカは、人道支援物資を運び入れるためにガザの海岸に仮設の桟橋を設置し、5月から運用を開始していましたが、高波や悪天候の影響でたびたび損傷していて、現在も修理のために撤去した後、高波のため再度の設置ができない状況になっています。

こうした中、アメリカのニューヨーク・タイムズは11日、アメリカ軍が桟橋を永久に撤去する方針を固めたと報道しました。

サリバン大統領補佐官も11日、「比較的短期間で桟橋の運用が縮小されると思う」と話しました。

アメリカ軍は、2億3000万ドル=およそ365億円を投じて桟橋を建設しましたが、ニューヨーク・タイムズによりますと、実際に使用されたのは20日ほどだったということです。