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ウクライナ加盟は「不可逆」 NATO首脳宣言にロシア側が反発「対抗措置が必要だ」
NATO首脳会議でウクライナの加盟を支援する宣言が採択され、ロシアが強く反発した。
ロシア側はNATOの宣言を戦略的敗北と捉え、対抗措置の必要性を主張している。
ロシアの指導者たちはウクライナのNATO加盟に強く反対し、和平交渉の条件として提案を示している。
NATO=北大西洋条約機構の首脳会議でウクライナが加盟に向けた「不可逆的な道を歩むことを支援する」との宣言が採択されたことに対し、ロシア側は「対抗措置が必要だ」と強く反発しました。
ロシアのペスコフ大統領報道官は11日、NATO首脳会議の宣言について「ロシアに戦略的敗北を与えるのを目標にしているのは明らかだ」と強く反発しました。
そのうえで、「我が国の安全保障への深刻な脅威であり、NATOを抑止するための対抗措置が必要だ」と強調しました。
また、メドベージェフ前大統領はSNSで「ウクライナのNATO加盟への不可逆的な道は、ウクライナの消滅かNATOの消滅のどちらかで終わるよう、あらゆる手を尽くさなければならない」と主張しました。
プーチン大統領は先月、ウクライナ侵攻をめぐり、ウクライナがNATO加盟の方針を撤回することが和平交渉を開始するための条件の一つだとする独自の提案を示しています。