ハニヤ氏暗殺 イラン最高指導者、イスラエルへの「報復」宣言

AI要約

ハマスの指導者ハニヤ氏がイランの首都テヘランで暗殺され、イラン最高指導者のハメネイ師がイスラエルに対する報復を宣言。

ハメネイ師はイラン領内での事件への報復を宣言し、過去にもイスラエルに対してミサイル攻撃を行っている。

イランとイスラエルの緊張が高まり、今後の展開が注目される。

ハニヤ氏暗殺 イラン最高指導者、イスラエルへの「報復」宣言

 イランの首都テヘランで31日、パレスチナ自治区ガザ地区を拠点とするイスラム組織ハマスの指導者ハニヤ氏が暗殺されたことを受け、イラン最高指導者のハメネイ師は同日、声明を出し、イスラエルに対する報復を宣言した。イランメディアが伝えた。

 ハメネイ師は声明で「シオニスト体制(イスラエル)は我々の家で客人を殉教させ、自ら厳しい処罰への下地を整えた」と指摘。そのうえで「イラン領内で起きた事件に報復するのは我々の義務だ」と述べた。

 イランは4月、在シリアのイラン大使館が空爆されたことへの報復として、イスラエル領内に300発以上のミサイルなどを発射している。【パリ金子淳】