パレスチナ、日本も国家承認を 来日のアラブ連盟事務局長

AI要約

アラブ連盟のアブルゲイト事務局長は、イスラエルとパレスチナの衝突を解決するために2国家共存が唯一の実行可能な解決策であると指摘した。

アブルゲイト氏は、パレスチナを国家承認することが不可欠であり、日本にもその支持を求めた。

スペインなど欧州で国家承認が進む中、G7諸国は承認していない状況であり、パレスチナ自治区の国家樹立を巡る議論が必要だと述べた。

 来日中のアラブ連盟のアブルゲイト事務局長は9日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、イスラエルとパレスチナの衝突を終わらせるための「唯一の実行可能な正しい解決策が2国家共存だ」と指摘した。まずは各国がパレスチナを国家承認することが不可欠だと訴え、日本にも承認を求めた。

 スペインなど欧州で国家承認が相次ぐ一方、日米などG7は承認していない。アブルゲイト氏は、イスラエルとパレスチナは「一つの国として共存できない」と主張した。パレスチナ自治区ガザの戦闘停止を実現後、国家樹立を巡る議論を本格化させる必要があると述べた。