靖国神社に落書き疑いで中国籍の男逮捕、出国の男2人を指名手配

AI要約

東京都千代田区の靖国神社の石柱が落書きされた事件で、中国籍の容疑者が逮捕され、他の容疑者2人も指名手配された。

容疑者は神社の石柱に赤いスプレーで「Toilet」と落書きし、中国のソーシャルメディアにはその様子が投稿されていた。

容疑者は犯行を認めつつ、事件の動機を福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出に抗議するためだと主張していた。

靖国神社に落書き疑いで中国籍の男逮捕、出国の男2人を指名手配

【AFP=時事】東京都千代田区の靖国神社(Yasukuni Shrine)の石柱が落書きされた事件で、警視庁は10日、器物損壊と礼拝所不敬の疑いで、中国籍で埼玉県朝霞市在住の姜卓君(Jiang Zhuojun)容疑者(29)を逮捕したと明らかにした。

 警視庁は他に、いずれも中国籍の董光明(Dong Guangming)容疑者(36)と許来玉(Xu Laiyu)容疑者(25)の逮捕状を取り、指名手配した。ただし、2人は既に出国したとみられている。

 姜容疑者は5月31日、董容疑者と共謀して靖国神社の石柱に赤いスプレーで「Toilet(トイレ)」と落書きした疑いがある。許容疑者が撮影役を務めたとみられている。

 国内メディアによると、中国のソーシャルメディアには、男が石柱に放尿するようなしぐさをした上、赤いスプレーで「Toilet」と書く場面を捉えた動画が投稿されている。

 警視庁によれば、警察はこの動画を確認済みだという。

 董容疑者は先にTBSの取材に対し、犯行を認めた上で、東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出に抗議するために行ったもので、警察に出頭するつもりはないと語っていた。【翻訳編集】 AFPBB News