靖国神社「Toilet」落書き、中国籍の男を逮捕 他の2人は出国

AI要約

東京都千代田区の靖国神社で5月、石柱に赤いスプレーで「Toilet」と落書きされた事件で、中国籍の男3人が共謀して犯行を行い、捜査を逃れようと中国に出国したという。

犯行は5月31日午後10時ごろに行われ、落書きの実行役の男(36歳)と撮影役の男(25歳)と共に、靖国神社入り口近くの石柱に落書きを行ったとされる。

事件後にSNSに投稿された落書きの様子を捜査し、3人の特定に成功した警視庁公安部は、職業不詳の中国籍男を器物損壊と礼拝所不敬の疑いで逮捕した。

靖国神社「Toilet」落書き、中国籍の男を逮捕 他の2人は出国

 東京都千代田区の靖国神社で5月、石柱に赤いスプレーで「Toilet」と落書きされた事件で、警視庁公安部は9日、中国籍で職業不詳の男(29)=埼玉県朝霞市=を器物損壊と礼拝所不敬の疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。公安部は、同容疑で男を含む計3人の逮捕状を取っているが、他の2人はすでに中国に出国しているという。

 公安部によると、職業不詳の男は5月31日午後10時ごろ、いずれも中国籍で落書きの実行役の男(36)、撮影役の男(25)と共謀し、靖国神社入り口近くの「社号標」と呼ばれる石柱に赤いスプレーで「Toilet」と落書きした疑いがある。男は2人と行動を共にし、スプレーを購入するなどしていたという。

 事件後、スプレーで落書きする様子を映した動画がSNSに投稿され、公安部が行方を追っていた。現場周辺の防犯カメラなどの捜査で3人を特定したという。(比嘉展玖)