米市長選、AI立候補は認めず 「州法違反、有権者混乱も」

AI要約

米西部ワイオミング州のララミー郡は、人工知能で生成された自動プログラムが立候補することを認めず、州法に違反するとして発表。

対話型AIのチャットGPTを利用し、男性が自動プログラムを立候補させたが、州政府が出馬を認めないという議論が生じていた。

男性は先端技術とデータに基づく市政を訴えており、自動プログラムを登録有権者に該当しないと説明された。

 【ロサンゼルス共同】米西部ワイオミング州のララミー郡は5日、同郡にある州都シャイアンの市長選に人工知能(AI)で生成された自動プログラムが立候補することは認めないと発表した。「州法に違反し、有権者の混乱も招く」とした。有権者の男性が対話型AIのチャットGPTを駆使して自動プログラムをつくり出し、候補として届け出ていた。

 郡は自動プログラムについて、州法が立候補要件として求める登録有権者に該当しないと説明した。

 男性が、先端技術とデータに基づく市政を実現すると訴えて自動プログラムを届け出て以降、州政府が出馬を認めないよう求め、議論になっていた。