生成AIの特許出願件数、中国が3.8万件で圧倒的トップ 米国の6倍:2014~23年

AI要約

世界知的所有権機関(WIPO)が発表したリポートによると、生成AI関連の特許は過去10年間で5万4000件以上公開され、Chinaが7割以上を占める。

生成AIは現在、様々な分野で利用されており、特許データのタイプも多岐に渡る。

特に、分子や遺伝子、タンパク質に関する生成AIの特許出願が急増している。

生成AIの特許出願件数、中国が3.8万件で圧倒的トップ 米国の6倍:2014~23年

世界知的所有権機関(WIPO)がこのほど発表したリポート「Patent Landscape Report – Generative Artificial Intelligence (GenAI)」によると、2014~23年の10年間に世界で公開された生成AI関連の特許は約5万4000件で、うち25%が23年に出願されていた。

このうち、中国から出願された特許が3万8000件余りと全体の7割を占めた。2位の米国は約6300件、3位以下は韓国、日本、インドと続いた。

生成AIは現在、生命科学や製造、交通、セキュリティ、電気通信などの分野で広く用いられている。特許に関連するデータのタイプでは、画像と動画が大半を占め、テキストと音声・音楽がそれに続く。分子や遺伝子、タンパク質に関連するデータを取り扱う生成AIの特許出願も急増している。

(36Kr Japan編集部)