中国人権派弁護士が出所 政権転覆罪、当局監視か

AI要約

中国の人権派弁護士である常イヘイ氏が、国家政権転覆罪で服役していた刑務所から出所し、海南省に移送されたことが明らかになった。

常氏は2019年に民主派の会合に参加し、20年に拘束され、拷問を訴える動画を公開した後に再拘束された経歴を持つ。

出所後、常氏は特段健康上の問題はないとされながら当局の監視下に置かれていると見られている。

 【北京共同】中国で人権派弁護士として活動し、国家政権転覆罪で懲役3年6月の実刑判決を受け服役していた常イヘイ氏が、刑期を終えて陝西省の刑務所を出所したことが9日、関係者への取材で分かった。出所後、戸籍のある海南省に移送され、当局の監視下に置かれているとみられる。特段、健康状態に問題はないという。

 常氏は2019年に福建省で民主派の会合に参加し、20年に拘束された。一度釈放されたが、当局による拷問を訴える動画を公開した後に再拘束された。