トランプ氏主張、色濃く反映 共和党綱領 米大統領選

AI要約

米共和党全国委員会が新しい党綱領を採択し、トランプ前大統領の主張が反映された内容となっている。

綱領は移民の阻止や電気自動車推進策の取り消しを含む、トランプ氏の政策が強調されている。

大統領選の争点である人工妊娠中絶問題においても、後期中絶に反対しつつ、出産前ケアや避妊具へのアクセスを支持する姿勢が示されている。

 【ワシントン時事】米共和党全国委員会(RNC)綱領委員会は8日、新しい党綱領を採択した。

 「移民の侵略阻止」「電気自動車(EV)推進策を取り消す」など、11月の大統領選で返り咲きを狙うトランプ前大統領(78)の主張が色濃く反映された内容となっている。

 党綱領の名称は、トランプ氏の選挙スローガンである「米国を再び偉大にする」。中西部ウィスコンシン州で15日から始まる共和党全国大会で投票によって正式承認される。

 同綱領は大統領選の争点の一つ、人工妊娠中絶問題について「(妊娠)後期中絶に反対すると同時に、出産前ケア、避妊具へのアクセス、不妊治療を進める母親や政策を支持する」などと指摘するにとどめ、過去の綱領のように公約は明記しなかった。