イラン次期大統領、外交始動 ロシア、トルコ首脳らと電話

AI要約

イランの改革派次期大統領がロシア、トルコ、エジプト、イラクの首脳と電話会談。対話重視の外交を強調。

ペゼシュキアン氏はプーチン氏と友好関係を重視し、BRICS首脳会議で包括協力合意に調印の用意。

保守強硬派ライシ大統領が関係を深めた近隣諸国の首脳との外交に取り組む。

 【イスタンブール時事】イランの改革派ペゼシュキアン次期大統領は8日、ロシアのプーチン大統領、トルコのエルドアン大統領、エジプトやイラクの首脳らと相次いで電話会談した。

 ペゼシュキアン氏は米欧などとの対話重視の外交を訴えており、保守強硬派ライシ大統領が関係を深めた近隣の首脳との外交から始動した形だ。

 イランメディアによると、ペゼシュキアン氏はプーチン氏に「ロシアとの友好関係を非常に重視し、疑いなく強化していく」と表明。プーチン氏は対イラン関係が「最高水準」にあり、10月にロシアで開かれる新興国グループ「BRICS」首脳会議に合わせ、イランと包括協力合意に調印する用意を伝えたという。