トランプ氏一部免責は「危険な前例」 バイデン氏、自らへの支持促す

AI要約

バイデン米大統領はトランプ前大統領の刑事免責を一部認めた最高裁判決に警戒感を示し、「米国民は再びトランプ氏に大統領の座を託すべきか決断しなければならない」と訴えた。

バイデン氏は、最高裁の判断が危険な前例を生むとし、「大統領であっても法の上に立つ者は誰もいない」と述べ、法の尊重を訴えた。

演説の中でバイデン氏は、「トランプ氏を含むどの大統領も今後法を無視できる可能性があるため、米国人はこれに反対すべきだ。私は反対だ」と強く主張した。

トランプ氏一部免責は「危険な前例」 バイデン氏、自らへの支持促す

 バイデン米大統領は1日、トランプ前大統領の刑事免責を部分的に認めた最高裁判決を受けて演説し、「危険な前例ができてしまった」と強い警戒感を示した。「米国民はトランプ氏にもう一度、大統領の座を託すかどうか決断しなければならない」と述べ、11月の大統領選でバイデン氏を支持するよう訴えた。

 ホワイトハウスでの演説でバイデン氏は「大統領であっても、法の上に立つ者はいない。しかし、今日の最高裁の判断により、それは根本的に変わった」と強調。「トランプ氏を含むどの大統領も、これからは自由に法律を無視することができる」として、「米国人は反対するべきだ。私は反対だ」と断言した。