国連総会、中国提出のAI決議採択 途上国に重点、国際協力訴え
国連総会が人工知能の能力構築に関する国際協力を強化する決議を無投票で採択した。
決議は中国が提出し、途上国支援に重点を置いた内容で、全加盟国が平等な機会を享受すべきだと強調。
国際社会に対し、途上国へのAI関連融資や技術支援を増やすよう訴えられた。
【ニューヨーク時事】国連総会(193カ国)は1日、人工知能(AI)の能力構築に関して「国際協力の強化」を誓う決議を議場の総意により無投票で採択した。
決議案は中国が提出し、日米英仏ロなど約140カ国が「強い賛意」を示す共同提案国となった。
決議は途上国支援に重点を置いた内容で、AIの開発から利用まで、全ての加盟国が「平等な機会を享受すべきだ」と強調。国際社会に対し、途上国へのAI関連融資や技術支援を増やすよう訴えた。