トランプ氏元側近を収監 議会侮辱、「迫害」主張

AI要約

米下院特別委員会の召喚に従わなかったスティーブ・バノン被告が禁錮4月を言い渡され、収監された。

バノン被告は、トランプ氏の大統領特権を主張して証言や資料提出を拒否し、最終的に実刑判決を受けた。

バノン被告は政治的迫害の被害者だと主張しており、控訴や刑執行猶予の申し立てを退けられた経緯がある。

 【ニューヨーク共同】米議会襲撃事件を調査する下院特別委員会の召喚に従わなかったとして議会侮辱罪で禁錮4月を言い渡されたスティーブ・バノン被告が1日、東部コネティカット州の刑務所に出頭し、収監された。米メディアが報じた。トランプ前大統領の首席戦略官を務めた元側近。出頭前、自身は政治的迫害の被害者だと訴えた。

 2021年9月に証言や資料提出を命じた下院特別委の召喚状に対し、トランプ氏の大統領特権を主張して協力を拒否。連邦地裁が22年10月に実刑を言い渡した。高裁が控訴を退け、最高裁も今年6月28日に刑執行猶予の申し立てを却下した。