ロシア大手のソフト販売禁止 当局とのつながり懸念 米

AI要約

バイデン政権はロシアのサイバーセキュリティー大手「カスペルスキー」の米国内販売禁止を発表した。

禁止の理由は、カスペルスキーがロシア当局に情報収集や兵器化の手段として利用される可能性があるため。

新規購入や既存ソフトのアップデートも禁止。同社製ソフトが機密情報を盗み、マルウエアを仕込む可能性が報じられている。

 【ワシントン・ロイター時事】バイデン米政権は20日、安全保障上の懸念から、ロシアのサイバーセキュリティー大手「カスペルスキー」のウイルス対策ソフトの米国内販売を禁止すると発表した。

 レモンド商務長官は「ロシア当局はカスペルスキーのような企業を利用して情報を収集し、兵器化する能力や意図を持っている」と禁止の理由を説明した。

 新規購入に加え、既存ソフトのアップデートも禁止される。情報筋によると、同社製ソフトがコンピューターのシステムにアクセスすることで、米企業の機密情報を盗んだり、マルウエア(悪意あるソフト)を仕込んだりすることができるという。