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G7サミット ウクライナ支援 500億ドル規模基金で合意
イタリアで開かれているG7首脳会議では、ロシア資産を活用した基金の創設やウクライナ支援の強化などが合意された。
G7は、自国第一主義など右派勢力が拡大する状況下で、ウクライナ支援を通じて結束を示すことを重要視していた。
岸田総理は、ゼレンスキー大統領との会談で殺傷性のない装備の提供など支援を続ける方針を確認し、ロシアへの圧力を強化する方針を示した。
![G7サミット ウクライナ支援 500億ドル規模基金で合意](/img/article/20240614/666b75d07a3ed.jpg)
イタリアで開かれているG7(=主要7カ国)の首脳会議で、ロシアの凍結している資産を活用した基金を立ち上げるなどの支援策について合意しました。
自国第一主義など欧米で右派勢力が拡大するなか、G7としていかにウクライナ支援で結束を示せるかが課題でした。
初日の議論にはゼレンスキー大統領が招待され、G7として新たに復興のための基金を立ち上げるほか、ロシアへの制裁のさらなる強化で一致しました。岸田総理は、ロシアの武器調達に関して北朝鮮に加え、中国・インドなど第3国の団体に対して新たに制裁を検討していることを説明しました。
「日本はG7をはじめとする同志国と連携し、ウクライナを強力に支援してまいります」(岸田総理)
一方、岸田総理はゼレンスキー大統領と約1年ぶりに対面で会談し、殺傷性のない装備の提供など支援を続ける方針を確認する2国間文書に署名しました。官邸関係者は「文書自体にそれほど意味はないが、協定を結んだ国の数や文書の分厚さをロシア側に見せつけることに意味がある」と話します。
岸田総理はスイスで行われる「平和サミット」にも参加し、ゼレンスキー大統領とすぐに再会する予定です。(ANNニュース)