英仏独、イラン非難決議案提出 核開発に危機感 IAEA

AI要約

ウィーンのIAEA本部で開催された定例理事会で、英仏独がイランの核開発に対する不満を提起する決議案を提出。

イランはIAEAとの合意にもかかわらず、核開発を続け、英仏独は対イラン交渉の圧力を高めようとしている。

イランの反発が予想されるが、英仏独はIAEAを通じてイランを監視し、核開発の危険性に対処したいと考えている。

 【ベルリン時事】ウィーンの国際原子力機関(IAEA)本部で開幕した定例理事会で、英仏独は3日、イランが核開発の監視強化や実態調査に応じないことを非難する決議案を提出した。

 AFP通信などが伝えた。決議が採択されれば、2022年11月以来。イランの反発は必至だ。

 イランは23年3月にIAEAと監視機器の設置などで合意。しかし改善せず、高濃縮ウランの蓄積が進んだ。英仏独は野放図な核開発への危機感を強めており、決議を通してIAEAの対イラン交渉圧力を高めたい考えだ。