トランプ氏、収監なら支持者「限界」にと警告

AI要約

ドナルド・トランプ前米大統領が不倫の口止め料をめぐり業務記録を改ざんした事件で有罪評決を受け、収監される可能性があることに警告。支持者が限界に達するかもしれないとの懸念が広がっている。

トランプ氏は収監もしくは自宅軟禁の可能性があることを認め、「国民が黙っているかは分からない」と述べる中、支持者の反応に注目が集まっている。

トランプ氏は事実上初の米大統領経験者として有罪評決を受け、近日中に量刑が言い渡される予定。11月の大統領選に向けて政治的な動きが活発化する可能性が高い。

トランプ氏、収監なら支持者「限界」にと警告

【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領は2日、不倫の口止め料をめぐり業務記録を改ざんしたとされる事件で有罪評決を下されたのを受け、自身が収監される事態になれば支持者は「限界」に達するかもしれないと警告した。11月の大統領選に向けて、暴動や政治的な嫌がらせが起きるのではないかとの懸念を強める形となった。

 トランプ氏はFOXニュースで放送されたインタビューで、有罪評決を受け収監もしくは自宅軟禁の可能性が出てきたことを認めた上で、「私は別に構わない」としながら、「国民が黙っているかは分からない」と主張。「ある時点で限界に達するだろう」と語った。

 トランプ氏は2016年大統領選の前に、過去に不倫関係にあったポルノ俳優ストーミー・ダニエルズ(Stormy Daniels)さんへの口止め料支払いをめぐり業務記録を改ざんした罪に問われ、5月30日、ニューヨーク州地裁の陪審に全34の罪状で有罪評決を下された。米大統領経験者への有罪評決は初めて。

 量刑は、トランプ氏を大統領候補として正式に指名する共和党大会を数日後に控えた7月11日に言い渡される予定。【翻訳編集】 AFPBB News