# 紛争・戦争

一家を見守る「被爆車 ダットサン」 いい時も悪い時も傍らに 長崎・小児科医の愛車
2024.08.15

一家を見守る「被爆車 ダットサン」 いい時も悪い時も傍らに 長崎・小児科医の愛車

 戦前から主人なき今も、一家を傍らで見守る1台の“被爆車”がある。ボディーの一部は木製。ボタンやレバーも多くなく、きゃしゃなハンドルが付いた「ダットサン ロードスター」。車の持ち主は1987年に亡くなった長崎市網場町の小児科医、今村興善(おきよし)さん=享年(83)=だった。終戦の日を前に、次

【書評】森永卓郎氏が選ぶ、79年前の戦争を知るための1冊 『人間機雷 「伏龍」特攻隊』追い詰められた権力はここまで非人道的になれるのか
2024.08.15

【書評】森永卓郎氏が選ぶ、79年前の戦争を知るための1冊 『人間機雷 「伏龍」特攻隊』追い詰められた権力はここまで非人道的になれるのか

 敗戦から今夏で1979年。戦争を体験した世代の高齢化に伴い、300万人以上もの犠牲者を出した、悲惨な先の大戦に関する記憶の風化が心配されている。いっぽう、世界を見わたせばウクライナやガザなど、未だ戦火は絶えず、さらに海洋覇権奪取を目論む中国、核ミサイルの実戦配備を急ぐ北朝鮮など、我が国を取り

〈女子校→東大→地元テレビ局入社〉15歳から戦争体験者の写真をカラー化し続ける女性が明かす“平和教育”への意外な思い
2024.08.15

〈女子校→東大→地元テレビ局入社〉15歳から戦争体験者の写真をカラー化し続ける女性が明かす“平和教育”への意外な思い

〈〈写真多数〉皮だけの体であばら骨がむきだしになった日本兵、幼稚園で食事を楽しむおかっぱ頭の少女たち…カラー化した写真でよみがえる“戦争のリアル”〉 から続く モノクロ写真をAIの技術とともにカラー化し、写真を提供してくれた方との対話を重ねる。その過程でご本人の当時の記憶が蘇る

皮だけの体であばら骨がむきだしになった日本兵、幼稚園で食事を楽しむおかっぱ頭の少女たち…カラー化した写真でよみがえる“戦争のリアル”
2024.08.15

皮だけの体であばら骨がむきだしになった日本兵、幼稚園で食事を楽しむおかっぱ頭の少女たち…カラー化した写真でよみがえる“戦争のリアル”

 モノクロ写真をカラー化し、戦争体験者との対話を重ねながら、当時の失われた記憶を蘇らせる「記憶の解凍」プロジェクト。取り組みを書籍化した『 AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争 』(光文社新書)は各所に大きな反響を生んだ。 共著者の一人、庭田杏珠さんが同プロジェクトを開始

古市憲寿氏 早田ひな“特攻平和会館行きたい”「特攻があったから今の日本が幸せで平和だっていうのは…」
2024.08.15

古市憲寿氏 早田ひな“特攻平和会館行きたい”「特攻があったから今の日本が幸せで平和だっていうのは…」

 社会学者の古市憲寿氏(39)が15日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。パリ五輪の卓球女子シングルスで銅メダル、団体で銀メダルを獲得した早田ひな(24=日本生命)の「特攻平和会館に行きたい」発言について言及した。 卓球の日本代表は13日、

人種と民族の違いについて説明することができますか
2024.08.15

人種と民族の違いについて説明することができますか

 ロシアによるウクライナへの進攻、イスラエルによるガザ地区への空爆など、ここ数年、世界各地で軍事衝突が起こっている。 こういった紛争の多くには、民族問題が絡んでいる。だが、その本質を日本人はまったくわかっていない。紛争の時代。これからの世界の動きを捉えるうえで民族問題についての理

米コロンビア大学長が辞任、ガザ抗議デモ対応めぐり批判噴出
2024.08.15

米コロンビア大学長が辞任、ガザ抗議デモ対応めぐり批判噴出

(CNN) 米コロンビア大学のネマト・シャフィク学長が14日、大学に辞表を提出した。同大広報が確認した。シャフィク氏に対しては、イスラエルとイスラム主義勢力ハマスの戦争に対する抗議デモが学内で続いたことをめぐり、辞任圧力が強まっていた。シャフィク氏はエジプト出身の経済学者で、世界

「終戦の日」はなぜ8月15日なのか 「戦争が終わった日」は国によって異なる?
2024.08.15

「終戦の日」はなぜ8月15日なのか 「戦争が終わった日」は国によって異なる?

8月15日は「終戦の日」。日本では毎年、この日に追悼行事などが開かれるが、各国で戦争が終わった日は異なる。いったいどういうことか。月15日とはいったいどんな日なのか、改めて歴史を振り返りたい。1945年のこの日の正午、昭和天皇がラジオを通じ、国民に対して戦争に負けた

ロシア、第2次大戦後初の外国軍進軍 ウクライナ最大規模の越境攻撃
2024.08.15

ロシア、第2次大戦後初の外国軍進軍 ウクライナ最大規模の越境攻撃

 ロシアの侵攻を受けるウクライナ軍によるロシア領内への反撃が1週間を過ぎても止まらない。予想外の越境攻撃は侵攻開始後、最大規模で、ロシアにとっては第2次世界大戦後で初めて領内に外国軍の本格的な進軍を許す「失態」となった。ウクライナには今後の和平協議などをにらみ、ロシア側を揺さぶる狙いがあるとみ

ウクライナ、ロシア西部州に「緩衝地帯」設置へ 人道回廊も
2024.08.15

ウクライナ、ロシア西部州に「緩衝地帯」設置へ 人道回廊も

【AFP=時事】ウクライナは14日、大規模な越境攻撃を続けるロシア西部クルスク(Kursk)州に緩衝地帯を設置すると発表した。また、「人道回廊」も設け、民間人についてはウクライナとロシア双方への避難を認めるという。 ウクライナは今月6日、クルスク州に奇襲攻撃を仕掛け、数十の集落を

【戦後79年】家つないだ2人の母、家族の物語…いつか孫へ
2024.08.15

【戦後79年】家つないだ2人の母、家族の物語…いつか孫へ

 福島県浪江町遺族会長の紺野栄重(えいしげ)さん(76)の自宅には、太平洋戦争以降の動乱を生きた4人の遺影が並ぶ。伯父と父、そして2人の母。紺野さんは「大変な中、家をつないでくれた人たちだ」と戦争に翻弄(ほんろう)された家族のことを思う。 海軍の駆逐艦「雷(いかづち)」に乗ってい

北海道北斗市歴史研究会会長島津さん、戦時下の旭川・樺太師範学校を調査 平和希求の土台へ
2024.08.15

北海道北斗市歴史研究会会長島津さん、戦時下の旭川・樺太師範学校を調査 平和希求の土台へ

 【北斗】北斗市歴史研究会会長の島津彰さん(74)は、太平洋戦争下の旭川と樺太の師範学校における、師範教育や戦没者について、文献や記録をもとにこれまで調査した結果をまとめた。「今回の調査では同期生が残した回顧や、残された遺族の声を中心にまとめた。遺稿や遺族の思い出などを通して学徒兵の実像に迫る

満州に取り残され…ソ連兵の暴虐、それでも子ども守った母 平和願い記憶を短歌に 福島【終戦79年】
2024.08.15

満州に取り残され…ソ連兵の暴虐、それでも子ども守った母 平和願い記憶を短歌に 福島【終戦79年】

終戦から79年。福島県内では戦前、多くの人が旧満州へと渡り、その後、過酷な引き揚げを経験しました。いまも、その経験を語り継ぐ女性が、郡山市にいます。「子ら売らず 引き揚げこし母 抑留に 耐へし父思ふ 七十年経て」郡山市熱海町の遠藤雍子(ようこ)さん(88)。過酷な満

「圧倒的な力」と騒ぐ尹政権はニュルンベルク裁判を記憶せよ【寄稿】
2024.08.15

「圧倒的な力」と騒ぐ尹政権はニュルンベルク裁判を記憶せよ【寄稿】

 7月16日から10日間、筆者はハンギョレ統一文化財団が主管した「自由と平和の象徴、ドイツ歴史紀行」に参加した。分断の痛みと平和統一の喜びを実感できるベルリン探訪の時間が短いのがやや残念だったが、非常に意味のある旅だった。 特に、第2次世界大戦の終戦直前に米国、ソ連、英国が集い、

自民・小林鷹之氏、小泉進次郎氏が靖国参拝 党内に総裁選「待望論」
2024.08.15

自民・小林鷹之氏、小泉進次郎氏が靖国参拝 党内に総裁選「待望論」

 自民党の小林鷹之前経済安全保障担当相と小泉進次郎元環境相は15日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝した。岸田文雄首相が9月に予定される党総裁選への不出馬を表明したことを受け、党内に「待望論」がある両氏の動向に注目が集まっているが、小泉氏は取材には応じず、小林氏も自身の出馬については明らかにし

国際原油価格の急騰、1カ月で15%差…2つの原因が重なった
2024.08.15

国際原油価格の急騰、1カ月で15%差…2つの原因が重なった

国際原油価格が急騰している。急騰と急落を繰り返しながら、西部テキサス産原油(WTI)基準で7月以降の最高値と最安値の価格差は15%に及ぶ。国際的景気鈍化によって米国と中国の原油需要が減少するという懸念から値下がりしたが、中東発戦争の憂慮のため値上がりするという形だ。◆国際原油価格

全国戦没者追悼式、遺族3600人参列へ 5年ぶりコロナ前規模 
2024.08.15

全国戦没者追悼式、遺族3600人参列へ 5年ぶりコロナ前規模 

 79回目の終戦の日を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれる。天皇、皇后両陛下や岸田文雄首相らが参列し、日中戦争や第二次世界大戦で犠牲になった約310万人を悼む。式は新型コロナウイルスの感染対策のため前回まで4年連続で参列者数を制限して開催していたが、今

戦後の惨状…今も「助けられなかった後悔」 夫が残した水俣病「乙女塚」守る砂田さん【くまもと戦後79年】
2024.08.15

戦後の惨状…今も「助けられなかった後悔」 夫が残した水俣病「乙女塚」守る砂田さん【くまもと戦後79年】

 水俣市袋の高台で暮らす砂田エミ子さん(97)は、水俣病の犠牲となった全ての命を弔うために自宅近くに建立された「乙女塚」を守りながら生きてきた。太平洋戦争のさなかに埼玉県の工場寮で空襲におびえて過ごした日々。焼け野原になった戦後の東京の駅で見た惨状の記憶。「助けたくても助けられなかった」という

ロシア、ウクライナとの和平協議「長期休止」 クルスク州侵攻受け
2024.08.15

ロシア、ウクライナとの和平協議「長期休止」 クルスク州侵攻受け

(CNN) ロシア外務省は14日、ウクライナが先週ロシア南西部クルスク州へ奇襲攻撃を仕掛けたことを受け、ウクライナとの和平協議を「長期休止」すると表明した。ロシア外務省のミロシュニク特使は会見で、「クルスク地域でのテロ行為により、ウクライナは最低でも和平協議を長期休止させる結果に

ウクライナ軍 越境攻撃で1000平方キロメートルのロシア領土制圧と主張
2024.08.15

ウクライナ軍 越境攻撃で1000平方キロメートルのロシア領土制圧と主張

政策アナリストの黒井文太郎が8月14日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に電話出演。越境攻撃の現状と長引く戦争の要因について解説した。ウクライナ軍はロシア国内への越境攻撃で、およそ1000平方キロメートルのロシア領土を制圧したと主張し、ロシアのクルスク州では激し