# 紛争・戦争

遺族の81歳男性「戦争は人生奪う」 生後間もなく父召集 埼玉・終戦記念日
2024.08.15

遺族の81歳男性「戦争は人生奪う」 生後間もなく父召集 埼玉・終戦記念日

 15日の全国戦没者追悼式で埼玉県の遺族代表として献花した栗原健昇さん(81)=同県熊谷市=の父は、栗原さんの生後間もなく海軍に召集され、サイパンで亡くなった。 父の無念や母の苦労に思いをはせ、栗原さんは「戦争は国民の人生を奪う」と悲惨さを訴える。 父竹治良さんは、

死への恐怖 修羅場と化した不動院 4歳で被爆した男性 命絶えるまで語り継ぐ 北海道
2024.08.15

死への恐怖 修羅場と化した不動院 4歳で被爆した男性 命絶えるまで語り継ぐ 北海道

4歳のときに被爆し、いまは札幌に住みながら語り部として原爆の記憶を伝える男性がいます。戦後79年を迎えた夏、人生を変えられた原点に戻ろうと広島を訪れました。原爆の記憶をつなぐ広島市の平和記念公園。世界中から訪れる人が絶えません。札幌に住む

和歌山市で「平和の鐘の打鐘会」恒久平和への思い込めて
2024.08.15

和歌山市で「平和の鐘の打鐘会」恒久平和への思い込めて

終戦の日の8月15日、和歌山市の岡山時鐘堂で和歌山ユネスコ協会主催の「平和の鐘の打鐘会」が開かれ、市民が鐘をついて、戦争の無い恒久平和を祈りました。この取り組みは、和歌山ユネスコ協会が恒久平和への思いを市民とともに発信しようと、1948年から毎年開いているもので、2024年で77

エーシーオー沖縄「洞窟」が観劇三昧で配信開始、本日から
2024.08.15

エーシーオー沖縄「洞窟」が観劇三昧で配信開始、本日から

今年6月に沖縄・ひめゆりピースホールで上演されたエーシーオー沖縄「洞窟(ガマ)」が、本日8月15日から9月14日まで、観劇三昧にて配信される。「洞窟(ガマ)」は、沖縄県史の編集に携わり、沖縄戦の聞き取り調査などを行っていた嶋津与志の脚本を、藤井ごうが脚色・演出した作品。4人に1人

戦没者追悼式参列の小学6年生、先の戦争調べ巻物に「伝えていかないと」 曾祖父が戦病死
2024.08.15

戦没者追悼式参列の小学6年生、先の戦争調べ巻物に「伝えていかないと」 曾祖父が戦病死

追悼式では戦争の記憶を次世代に継承する青少年代表も献花した。京都市立久我(こが)の杜小の6年、堤帆南(はんな)さん(12)=同市伏見区=は、「戦争のことはあまり知らなかった。伝えていかなければいけない」と力を込めた。先の大戦では曽祖父の堤惣市さんが亡くなった。惣市さ

全国戦没者追悼式 天皇陛下のお言葉全文
2024.08.15

全国戦没者追悼式 天皇陛下のお言葉全文

15日の全国戦没者追悼式で、天皇陛下が述べられたお言葉の全文は次の通り。◇本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。

終戦79年の平和への誓い 戦没者追悼式、天皇陛下「人々の幸せ希求」
2024.08.15

終戦79年の平和への誓い 戦没者追悼式、天皇陛下「人々の幸せ希求」

終戦から79年となった15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で行われた。全国各地の遺族らは惨禍が繰り返されないよう平和を誓い、先の大戦で犠牲となった軍人・軍属約230万人、一般市民約80万人の計約310万人の冥福を祈った。岸田文雄首相は就任後3回目の参列と

紙芝居で語り継ぐ惨禍 「武州丸と平和を考える会」代表の幸多さん 徳之島町
2024.08.15

紙芝居で語り継ぐ惨禍 「武州丸と平和を考える会」代表の幸多さん 徳之島町

 多くの日本国民が戦渦に生命を散らせた太平洋戦争の終戦から79年。戦中の惨禍を伝える語り部が減少する中、鹿児島県徳之島では太平洋を一望できる徳之島町亀徳のなごみの岬公園で民間有志によって続けられている慰霊祭がある。戦時中に同島の学童や住民らを乗せて航行中、米軍潜水艦の魚雷攻撃を受けて沈没した疎

沖縄の児童ら犠牲者を追悼 平和学習で奄美大島訪問 「対馬丸事件」から80年
2024.08.15

沖縄の児童ら犠牲者を追悼 平和学習で奄美大島訪問 「対馬丸事件」から80年

 太平洋戦争中、沖縄から長崎に向かっていた疎開船「対馬丸」が米潜水艦に攻撃され約1500人が犠牲になった事件を学ぶ「第3回対馬丸平和継承プログラム」の学習活動が14日、鹿児島県奄美大島の宇検村であった。沖縄県那覇市の対馬丸記念館を運営する対馬丸記念会(髙良政勝会長)主催の事業で、奄美大島での開

天皇陛下「世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」全国戦没者追悼式/お言葉全文
2024.08.15

天皇陛下「世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」全国戦没者追悼式/お言葉全文

 政府主催の全国戦没者追悼式が15日、東京都千代田区の日本武道館で行われた。 1分の黙とう後、天皇陛下がお言葉を述べられた。 ▼以下、お言葉全文 本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」にあたり、全国戦没者追悼式に臨み、先の大戦において、かけがえのない

総裁選不出馬の岸田文雄首相「決然たる誓いを世代を超えて継承」全国戦没者追悼式で式辞/全文
2024.08.15

総裁選不出馬の岸田文雄首相「決然たる誓いを世代を超えて継承」全国戦没者追悼式で式辞/全文

 政府主催の全国戦没者追悼式が15日、東京・千代田区の日本武道館で行われた。9月の自民党総裁選に立候補しない意向を前日14日に発表した岸田文雄首相(67)は式の冒頭で、式辞を述べた。 ▼以下、全文 天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、戦没者のご遺族、各界代表のご列席を得て

17歳の特攻隊員「ユキ」が両親宛てに最後の手紙、封筒の隅に書いた「小さな4文字」とは
2024.08.15

17歳の特攻隊員「ユキ」が両親宛てに最後の手紙、封筒の隅に書いた「小さな4文字」とは

 出撃間近に写された少年飛行兵たちの笑顔の写真。中央で微笑んでいる少年こそ、本書の「ユキ」こと荒木幸雄です。陸軍の少年飛行兵として特攻隊員となり、第七十二振武隊の九九式襲撃機に乗り込んで、沖縄沖の米軍艦に突入、わずか17歳で短い生涯を終えました。本書『ユキは十七歳、特攻で死んだ』(毛利恒之著、

【今日の1枚】ともに生き延びて ウクライナ
2024.08.15

【今日の1枚】ともに生き延びて ウクライナ

【AFP=時事】ロシア軍の砲撃で焼けたウクライナ・ドネツク(Donetsk)州トレツク(Toretsk)の建物のそばでネコに餌をやる住民。この女性は、飼い主がおらず街に取り残された動物に毎日命がけで餌を配っている。【翻訳編集】 AFPBB News

ウクライナ軍、クルスク侵攻に2個空挺旅団を増派 損害被るも勢い衰えず
2024.08.15

ウクライナ軍、クルスク侵攻に2個空挺旅団を増派 損害被るも勢い衰えず

ウクライナによるロシア西部クルスク州への侵攻が8日目を迎えるなか、ウクライナ軍のさらに2個旅団の部隊がこの越境攻撃に参加した。空中強襲軍(空挺軍)の第82独立空中強襲旅団と第95独立空中強襲旅団だ。第95旅団の部隊の参加は、クルスク州の戦闘地域に向かう途中の写真で明らかになった。

ガザ停戦協議、ハマスは「参加しない」と幹部 イスラエルは交渉団派遣へ
2024.08.15

ガザ停戦協議、ハマスは「参加しない」と幹部 イスラエルは交渉団派遣へ

パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスの幹部は14日、ガザでの停戦と人質の解放に関する合意をめぐって15日にカタールの首都ドーハで再開される予定の間接的な協議に、ハマスは参加しないとBBCに明らかにした。一方、イスラエルは交渉団を送るとした。ハマス幹部は、すでにまとまっている合

伝説のルンガ沖夜戦で戦った栄光の駆逐艦のその後、そして敗れゆく日本
2024.08.15

伝説のルンガ沖夜戦で戦った栄光の駆逐艦のその後、そして敗れゆく日本

太平洋戦争における重大局面とされる日米激突のガダルカナル島の戦い(1942年8月~43年2月)のなかで、ルンガ沖夜戦(42年11月30日夜)では、日本海軍は完勝します。この伝説の夜戦で、参加した8隻の駆逐艦――高波、陽炎、黒潮、親潮、江風、巻波、涼風、長波――のなかでは、高波が沈

終戦から79年「全国戦没者追悼式」5年ぶりの通常開催で遺族約3200人参列へ 参列する遺族のうち戦後生まれは過去最高の5割に迫る
2024.08.15

終戦から79年「全国戦没者追悼式」5年ぶりの通常開催で遺族約3200人参列へ 参列する遺族のうち戦後生まれは過去最高の5割に迫る

きょうは79回目の「終戦の日」です。東京の日本武道館ではまもなく、天皇・皇后両陛下も参列されて、「全国戦没者追悼式」が行われます。「全国戦没者追悼式」はこのあと午前11時50分過ぎに始まり、正午に黙祷が行われたあと、天皇陛下がおことばを述べられ、戦争の犠牲になったおよそ310万人

アメリカでは「終戦=9月2日」のワケ ハワイの“巨大戦艦”が物語る、アメリカにとっての「開戦」と「終戦」
2024.08.15

アメリカでは「終戦=9月2日」のワケ ハワイの“巨大戦艦”が物語る、アメリカにとっての「開戦」と「終戦」

 日本で「終戦の日」というと8月15日のことを指します。連合国への降伏が天皇から国民に伝えられた1945(昭和20)年8月15日は、一般的に第2次世界大戦の終結した日とも認識されています。 この時、日本国内では前日の8月14日に決定されたポツダム宣言(対日降伏勧告)の受諾を受けて

対馬丸事件、漂着地で研修 沖輪の児童ら参加 平和への願い学ぶ 鹿児島県・宇検村
2024.08.15

対馬丸事件、漂着地で研修 沖輪の児童ら参加 平和への願い学ぶ 鹿児島県・宇検村

 太平洋戦争末期、沖縄から出航した疎開船「対馬丸」が撃沈され、多くの犠牲者が漂着した宇検村で14日、沖縄県の児童らが参加する現地研修が開かれた。漂着地の船越(ふのし)海岸にある対馬丸の慰霊碑に手を合わせるにあたり、同村湯湾の元気の出る館で、碑の建立に携わった元田信有さん(74)が講話。子どもた

終戦の日に鐘を1000回つく“千点鐘の集い”「日本だけじゃなく地球規模で平和になってほしい」
2024.08.15

終戦の日に鐘を1000回つく“千点鐘の集い”「日本だけじゃなく地球規模で平和になってほしい」

終戦の日、岐阜県郡上市の寺で、参拝者が鐘を突く「千点鐘の集い」が行われています。千点鐘の集いは、郡上市白鳥町の正法寺で、戦争犠牲者の慰霊と平和を祈り、毎年、終戦の日に鐘を1000回つくもので、今年で38回目を迎えます。15日は朝早くから参拝者が次々と訪れ、鐘を1分間