# 科学研究

大西卓哉飛行士、2月にも宇宙へ ステーション半年滞在
2024.08.02

大西卓哉飛行士、2月にも宇宙へ ステーション半年滞在

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は1日、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の大西卓哉飛行士(48)ら4人が早ければ来年2月から国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する予定だと発表した。地球との往復には米スペースXの宇宙船クルードラゴンを使う。滞在期間は半年ほどの見通し。

むかーしむかし、火星には生命がいたかもしれません
2024.08.02

むかーしむかし、火星には生命がいたかもしれません

NASAの火星探査車「パーサヴィアランス」が、数十億年前の火星に微生物生命が生息していた可能性を示唆する岩石を発見しました。しかし、さらなる研究を必要としています。この岩石の大きさは1m×0.6mで、パーサヴィアランス科学チームはチェヤバ滝(Cheyava Falls)と名付けま

本州並みに重たく…北海道の雪、温暖化で変化
2024.08.01

本州並みに重たく…北海道の雪、温暖化で変化

北海道大学の佐藤陽祐准教授と稲津將教授らは気象庁気象研究所と共同で、北海道で降る雪の特徴が将来は温暖化により現在の本州の雪のように変化することを示した。降雪粒子の将来変化の数値シミュレーションに初めて成功した。現在はさらさらとした雪だが、べちゃっとした重たい雪になると考えられる。雪崩の起こりや

河野氏、「脱原発」から転換 自民総裁選へ支持拡大狙う
2024.07.31

河野氏、「脱原発」から転換 自民総裁選へ支持拡大狙う

 河野太郎デジタル相は31日、今後の電力需要の拡大予測を踏まえ、原発再稼働の推進や核融合の研究に取り組むべきだとの考えを示した。 「脱原発」が持論だったが、自民党内の批判を踏まえて原発政策を事実上転換させた形だ。9月に想定される党総裁選に向け、支持を広げる狙いがあるとみられる。茨

ホットジュピターに進化しつつある巨大ガス惑星の2例目を発見か 極端に細長い軌道を公転
2024.07.28

ホットジュピターに進化しつつある巨大ガス惑星の2例目を発見か 極端に細長い軌道を公転

アメリカ国立科学財団(NSF)国立光学・赤外天文学研究所(NOIRLab)の博士研究員Arvind Guptaさんを筆頭とする研究チームは、「TIC 241249530 b」と呼ばれる太陽系外惑星が極端な楕円軌道を公転していることを発見したとする研究成果を発表しました。今回の発見は、恒星の近く

長狭高科学部が総文祭へ 自然科学部門化学分野で 鴨川(千葉県)
2024.07.28

長狭高科学部が総文祭へ 自然科学部門化学分野で 鴨川(千葉県)

岐阜県で8月3~5日に開かれる全国高校総合文化祭(総文祭)の自然科学部門化学分野に、県代表として鴨川市の長狭高校科学部(部員数9人)が出場する。ヨウ素デンプン反応を応用した研究内容で、地道に取り組んだ実験結果を発表する。平田茉央部長(3年)、榎本梨乃さん(同)、鎌田純さん(同)、

中国、月面基地に50カ国参加を目指す「グローバルサウスや西側の協力を歓迎」
2024.07.25

中国、月面基地に50カ国参加を目指す「グローバルサウスや西側の協力を歓迎」

中国は同国が主導する月面基地計画「国際月面研究ステーション(International Lunar Research Station:ILRS)」への50カ国の参加を目指していることが、国営テレビ局中国中央電視台の英語チャンネル「China Global Television Network」

中国・陝西省、朱鷺(トキ)の国家研究センターを建設
2024.07.23

中国・陝西省、朱鷺(トキ)の国家研究センターを建設

【東方新報】陝西省(Shaanxi)の「漢中朱鷺国家級自然保護区管理局(Shaanxi Hanzhong Crested Ibis National Nature Reserve Administration)」が、中国で初めての「朱鷺国家研究センター」が9月から陝西省漢中市(Hanzhong

グラフェンを用いてTHz電気信号の制御に成功、NTTがGHz超高速信号処理技術で成果
2024.07.23

グラフェンを用いてTHz電気信号の制御に成功、NTTがGHz超高速信号処理技術で成果

 日本電信電話(NTT)は2024年7月22日、光波と電波の中間に位置するTHz(テラヘルツ)レベルの周波数を持つ超高速の電気信号に制御に向けた基礎技術の開発で成果を得たと発表した。炭素原子のシート状物質であるグラフェン上に電荷密度のプラズマ振動であるプラズモンの波束を、パルス幅として世界最短

10万回に1回のノイズはダメ!素粒子物理者が実験を正しいというための条件、ガウス分布「5シグマ」ってなんですか?
2024.07.19

10万回に1回のノイズはダメ!素粒子物理者が実験を正しいというための条件、ガウス分布「5シグマ」ってなんですか?

時空の歪みとして捉えられた謎の重力波の存在。世界に衝撃を与えたこの観測事実から宇宙誕生に迫る最新の宇宙論を紹介する話題の書籍『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』。今回、検出された「ナノヘルツ重力波」は周期30年以上という重力波です。科学者はどのくらいの

【迫力映像】大量の「人工血液」でサメを誘きよせた結果が話題に
2024.07.15

【迫力映像】大量の「人工血液」でサメを誘きよせた結果が話題に

ニュージーランド沖でホホジロザメを誘き寄せるため、海洋学者たちが約760リットルの「人工血液」を海に放出した。米ケーブルテレビ「ディスカバリーチャンネル」が映像を公開している。【Rikako Takahashi/BuzzFeed Staff】ニュージーランド沖で、ホホジロザメを誘

高級魚「ホシガレイ」漁獲量増やすため…発信機つけて稚魚約1万尾放流、追跡調査へ 福島
2024.07.09

高級魚「ホシガレイ」漁獲量増やすため…発信機つけて稚魚約1万尾放流、追跡調査へ 福島

高級魚として知られるホシガレイ。漁獲量を増やす取り組みの一環として、9日、福島県相馬市の松川浦で約1万尾の稚魚が放流されました。相馬市の松川浦から放流されたのは、高級魚ホシガレイの稚魚です。これは、将来的に漁獲量を増やすことを目的に、県の水産資源研究所が行いました。放流されたのは

研究力低下に危機感、科研費の倍増求め署名活動…12の学会連合会
2024.07.08

研究力低下に危機感、科研費の倍増求め署名活動…12の学会連合会

 国内の主要12の学会連合会が8日、国の科学研究費助成事業(科研費)を現状の2倍に増額するよう政府に求める署名活動を開始したと発表した。国立大に対する運営費交付金の減少や物価高などの影響で、研究者に渡る科研費は大きく目減りし、日本の研究力の低下を招いていると訴えた。 署名活動は、

学会連合有志、科研費の倍増求め署名活動 競争激化、円安追い打ち
2024.07.08

学会連合有志、科研費の倍増求め署名活動 競争激化、円安追い打ち

 日本の研究力低下に歯止めをかけようと、国内の学会連合有志は今月、国が支給する科学研究費助成事業(科研費)の倍増を求める署名活動を始めた。国から大学への交付金削減に伴い、科研費の獲得競争は激化しており、研究課題1件当たりの配分額が減少。円安や物価高も研究資金不足に追い打ちをかけていると訴えてい

中国「日本に干渉する権利ない」 大陸棚へのブイ設置について
2024.07.05

中国「日本に干渉する権利ない」 大陸棚へのブイ設置について

中国の海洋調査船が日本の大陸棚にブイを設置したことについて、中国政府は、国際法に基づいたもので、「日本に干渉する権利はない」と主張しました。中国の海洋調査船が四国南方の公海上にブイを設置したことを受け、林官房長官は午前の会見で、中国側にブイ設置の目的や計画などを示すよう申し入れた

「造礁サンゴ」の新種発見 宮崎大学などが日南・大島周辺海域で
2024.07.04

「造礁サンゴ」の新種発見 宮崎大学などが日南・大島周辺海域で

 宮崎大(宮崎市)などの研究グループは3日、宮崎県日南市の大島周辺海域で、サンゴ礁を形成する能力のある「造礁サンゴ」の新種を発見したと発表した。同県延岡市の島浦島や熊本県天草市牛深の周辺海域でも生息を確認。群体によって赤や緑、茶色など多様な色があることから「ヘンゲカメノコキクメイシ」と命名し、

架空の論文を研究計画書に…国立大の元准教授が約472万円を不正受給 その後勤務の私大でも3780万円余り
2024.07.04

架空の論文を研究計画書に…国立大の元准教授が約472万円を不正受給 その後勤務の私大でも3780万円余り

 名古屋大学の元准教授が架空の論文を研究計画書に記載し、科学研究費など計470万円余りを不正に受給していたことが分かりました。 東海国立大学機構によりますと、名古屋大学大学院の医学系研究科に所属していた武井佳史元准教授は2017年度までの3年間、国から支給された科学研究費など計4

月面着陸機スリム応答せず 4度の復活成し遂げ、運用終了へ JAXA
2024.07.01

月面着陸機スリム応答せず 4度の復活成し遂げ、運用終了へ JAXA

 日本初の月面着陸を果たした実証機「スリム」について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は「今後通信できる可能性は低い」とし、活動を終了したとの見方を明らかにした。今年1月に着陸後、機体の太陽電池で発電できない夜に3回耐えるなどして、4度もの復活を繰り返してきた。既に目的としていた観測は終えてい

古代の投槍武器「アトラトル」、男女が同じ速度で発射できると判明 女性ハンターの高い狩猟能力を示す
2024.06.26

古代の投槍武器「アトラトル」、男女が同じ速度で発射できると判明 女性ハンターの高い狩猟能力を示す

 米ケント州立大学、米タルサ大学などに所属する研究者らが2023年に発表した論文「Atlatl use equalizes female and male projectile weapon velocity」は、数千年前から使用されてきた古代の投槍器「アトラトル」を用いると、女性と男性が非常

コウモリ、四つの戦術で獲物捕捉 基生研、レーダーへの応用も期待
2024.06.25

コウモリ、四つの戦術で獲物捕捉 基生研、レーダーへの応用も期待

 コウモリが逃げる獲物を超音波で捉える際、獲物の移動を予測し照射位置を修正することや照射頻度を高速化するなど四つの戦術を駆使していることを、基礎生物学研究所の西海望研究員らのチームが突き止め、24日付米科学誌に発表した。レーダーやカメラへの応用も期待できるとしている。 チームは、